ここまでやっと
在宅医療マニュアルもゲラ作業に入りました。
構想から1年。やっと形が見えてきました。
予定通り9月の発刊は大丈夫なようで、胸をなで下ろしています。
これが出来たからと言って、在宅件数がうなぎ登りという訳ではないでしょうが、何かの布石になればと思っています。
明日・・・
明日は長崎県の依頼で、長崎県学校薬剤師の理事として新任養護教諭に「医薬品の正しい取り扱いと学校環境衛生」という題目で、2時間話すことになっています。
今まで話したことがない分野で、かなり緊張しています。
スライドも作って、見直していたら順番違ってるし、誤字見つかったし・・・。
時計の音が嫌にナルくらい、部屋に響き渡っています。
今日は眠れるかなぁ・・・・・。
子供の解熱剤注意して
アセトアミノフェンは小児科領域で良く使用される解熱鎮痛剤なのですが、
糖分の多いあん、クラッカー、ゼリーと一緒に摂取することで、アセトアミノフェンの吸収が悪くなることがあります。
理由はアセトアミノフェンと複合体を形成して吸収されにくい形になるためです。
早く効かせたい時は、これらと一緒に服用させないようにして下さい。
薬の服用を嫌がるため、ゼリーと混ぜたりしないと服薬を拒否したりするこの場合は、坐薬の方が良いかもしれません。
また、キャベツとアセトアミノフェンを一緒に摂ると、アセトアミノフェンの血中濃度が下がり、効果が弱くなるそうです。
それくらいの量で、効果が下がるのか判りませんが、効果を期待する場合は一緒に摂るのを控えるのが良いでしょう。
嚥下困難な患者さんに対して
先日、とあるルパーさんと話をしていたら、「患者さんが錠剤をうまく飲んでくれないから、わざわざ包丁の裏側でつぶして飲ませているんですよね」という事を打ち明けられました。
その患者さんが、どんな薬を飲んでいるのか私の患者さんではないので良く分かりませんが、徐放性製剤や腸溶錠をつぶして飲ませたら、薬が急に効いて副作用が起きたり、薬が全く効かなかったりすることがあります。
もし、高齢者に薬を飲ませることで困ったら、自己判断で薬を割ったりつぶしたりしないで、どこの薬局でも良いので薬剤師の先生に相談して下さい。 きっと親身になって相談に乗ってくれるはずです。
勝手に錠剤をつぶして服用させて副作用が起きたら、とんでもない事態を招いてしまいます。
有核錠です。
外の錠剤が溶けた後に、内側の錠剤が溶けて12~24時間効果があるように作ってあります。
これをつぶしたり、割ったりしたら、一度に薬が効いてしまいます。
注意しましょう。
黒くろにん
私は以前からニンニクが好きでよく食べていたのですが、病院勤務時代に先輩の薬剤師の先生から「たべるのは良いが、患者のことを考えなさい」と遠回りに怒られたことがあります。
私にニンニク好きは、周りで有名で兄貴から「純黒にんにく」というものをもらいました。
本当に中身まで真っ黒なニンニクでした。
うまいまずいは、何とも言えませんが、正直「酸味の強いちょっとニンニクの臭いのする歯ごたえのないもの」という食感のものでした。
もらい物でなければ、もしかしたら食べることはないかもしれません(>_<)
ニンニクの臭いは気になりますが、何となく元気になったような気がします。
ニンニクの臭いの原因はアリシンで、これはアリイナーゼとアリインがニンニクを切ったりすることで化学反応を起こして出来るのもです。
ただ、文献を調べても、高カロリーな食品であるが、ニンニクは滋養強壮の効果があるといわれ、栄養ドリンクや健康食品にも使われていますが、ヒトでの有効性について信頼できるデータは十分ではありません。
でも、きもちですかねぇ!ニンニクを食べると次の日に元気になったような気がします。
先輩から教えてもらいました。ニンニクを食べる前に「コップ1杯の牛乳を飲むと、次の日に臭くないから」と。
実際のことは判りませんが、この夏元気を出す目的でニンニクが食べられているそうです。