カンピロバクター感染症
2011-06-08
最近お友達になったカンピロバクター感染症について調べてみました。
食中毒の代表的なもので、カンピロバクター・ジェジュニと言う細菌によって引き起こされます。。
カンピロバクター菌はウシ、ヒツジ、野鳥及びニワトリなど家禽類の腸管内に広く常在菌として保菌されています。特に主な原因食品は、鶏肉で、生あるいは加熱があまりなされていないものや、調理者による二次感染。消毒不十分な飲料水が原因と言われています。
潜伏時間は1~7日(平均2~3日)で、他の食中毒菌と比較して長いのが特徴です。
主な症状は、下痢、腹痛、発熱です。
下痢は1日ではかなりの回数行くことになります。発熱に関しては37~38℃ですが、資料では40℃を超える症例もありました。
下痢に対して補水や点滴で経過を観察しますが、抗生物質(マクロライド系やホスホマイシン系)を使用します。ニューキロノン系に関しては耐性菌報告がされているため、細菌は使われていないようです。
予防のために
カンピロバクターは牛・豚・鳥の腸内常在菌ですが、鶏肉から最も高率に検出されるので、生あるいは加熱不十分の鶏肉を食べることは控えるべきです。熱や乾燥に弱いので、調理器具は使用後によく洗浄し、熱湯消毒して乾燥させることが重要です。
この時期カンピロバクター感染だけではなく、多くの食中毒が発生しやすい時期です。
生ものや生水を摂取しない。作り置きしない。古いものを食べないなどの予防が必要となります。
食中毒注意して下さい