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2010年08月17日
嚥下困難な患者さんに対して
先日、とあるルパーさんと話をしていたら、「患者さんが錠剤をうまく飲んでくれないから、わざわざ包丁の裏側でつぶして飲ませているんですよね」という事を打ち明けられました。
その患者さんが、どんな薬を飲んでいるのか私の患者さんではないので良く分かりませんが、徐放性製剤や腸溶錠をつぶして飲ませたら、薬が急に効いて副作用が起きたり、薬が全く効かなかったりすることがあります。
もし、高齢者に薬を飲ませることで困ったら、自己判断で薬を割ったりつぶしたりしないで、どこの薬局でも良いので薬剤師の先生に相談して下さい。 きっと親身になって相談に乗ってくれるはずです。
勝手に錠剤をつぶして服用させて副作用が起きたら、とんでもない事態を招いてしまいます。
有核錠です。
外の錠剤が溶けた後に、内側の錠剤が溶けて12~24時間効果があるように作ってあります。
これをつぶしたり、割ったりしたら、一度に薬が効いてしまいます。
注意しましょう。
2010年05月05日
2010年01月23日
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2009年02月24日
2009年02月15日
経腸栄養剤プリン
現在ターミナルの患者さんで嚥下がうまくいかず固形物が食べにくくなりました。先日諫早であった講演会の際、ペンギン薬局の中村美喜子先生に相談したところ経腸栄養剤をプリンにする方法を教えて頂いたので早速作ってみました。
使ったのは粉末寒天。近所のスーパーにも売ってありました。一箱税込み252円です。
レシピーは最後に掲載しますが、まず粉末寒天を2gはかります。
鍋に水200mlを入れ、粉寒天を入れます。火に中火でかけます。粉寒天は思いの外簡単に溶けます。
粉寒天がちゃんと溶けたら、経腸栄養剤(今回はエンシュアHを使用)を200ml入れます。
この際経腸栄養剤を湯煎にかけ温めておいてください。
経腸栄養剤はそれぞれに温める上限温度が決められているので、鍋に入れたあと沸騰させないように中火で混ぜ合わせてください。
寒天が入っているのでそこからこするように混ぜると良いかもです。
今回はエンシュアHを使用して作りましたが、中村先生が教えてくれた寒天2gで十分な堅さがありました。出来たプリンをスプーンの腹で押さえても崩れない堅さです。
食される患者様によって寒天の量を変えて作るのも良いかもしれません。
実際食してみると今回砂糖を全く加えなかったので、エンシュアを直接飲むときより甘みを感じませんでした。実際作る際は好みで砂糖等を加えても良いかもしれません
今回作ったのはコーヒープリンとバナナプリンです。
~コーヒープリン~
水 180ml
カルアコーヒー 20ml
粉寒天 2g
エンシュアH(コーヒー) 200ml
~バナナプリン~
水 200ml
粉寒天 2g
エンシュアH(バナナ) 200ml
バナナ 1本(みじん切り)
また色んなものを作ってアップしたいと思います。
2009年02月05日
2008年10月31日
2008年09月26日
2008年09月06日
2008年08月31日
2008年08月17日
2008年05月30日
喀痰の吸引カテーテルの消毒方法についてpart2
喀痰の吸引カテーテルの消毒方法についてでもご紹介しましたが、内科医師と協議の結果気管内吸引チューブQ&Aに記載されているような7~8%エタノール添加0.1%塩化ベンザルコニウムを使用して吸引チューブを消毒し、吸引チューブの繰り返し使用を行うことのしました。
このHPにも記載されていましたが、エタノールを7~8%を含有することで、セパシア菌(Pseudmonas cepacia)等の増殖を抑えることが出来るとは知りませんでした。
また、目に見えた汚れの混入がなければ3日に1回の交換で良いと記載されていますが、医師との話し合いで2日に1回の交換で実施していくこととしました。
2008年05月22日
2008年05月20日
2008年05月10日
喀痰の吸引カテーテルの消毒方法について
医療法が改正されましたが、在宅の需要が増えたとはまだ実感できません。ただ、最近以前と変わったと感じる手技があったので紹介したいと思います。
私が国立病院にいた頃、吸引カテーテルは使い捨てでしたが、途中で個人のものとして一定期間は消毒して使うようになりました。その消毒方法として、吸引後は水道を吸引し、その後0.05%ヒビテン液を吸引し、0.05%ヒビテンアルコール溶液を含ませた脱脂綿で拭いた後、0.05%ヒビテン液に浸けておくと言う手技でした。
昨年在宅で受け持った患者さんが病院を退院する際、退院時の説明で吸引カテーテルは喀痰吸引後水道水を吸引し、そのカテーテルをティッシュで拭き取り乾燥した瓶に入れ、乾燥させて次ぎまた使うというものでした。
日本看護協会ホームページの感染管理Q&Aに
http://www.nurse.or.jp/nursing/practice/anzen/q&a.html
Q11.当院では吸引カテーテルを再利用している。ディスポが理想であることは分かっているが経済的な問題があり、各勤務対に1本ずつ使用することにしている。その場合の消毒方法はどうすればよいか。
A.期間吸引に使用する場合は無菌操作が原則ですので、滅菌された吸引チューブを使います。しかし、在宅療養において、やむを得ず再利用する場合には消毒剤に浸漬方法と、乾燥させて使用する方法があります。
と記載されていました。
ちょっと浦島太郎になった気分でしたが、在宅患者を迎える医療人としてもっと新しい情報を取り入れて研鑽していかなければいけないと感じました。
来週2名のIVH患者が退院し、在宅予定との依頼が来ています。今からどきどきで心配です。