2012年01月16日

薬の語源

「くすり」という言葉をいつも使いますが、どんな語源があるのでしょうか?

という質問がありました。

いろいろな説があるのですが、

「特別な能力を与えるもの」、「神秘的なもの」、「不思議なもの」という意味を持つ

形容詞の「奇(く)すしき」と同源とされています。

「奇(く)すしき力を発揮することから、くすりというようになった」  と伝えられています。

 この話し言葉の「くすり」に、大陸から伝わった漢字の「薬(やく)」をあてています。

当時の薬は草木等を使った漢方医学だったため、

「草(くさ)」を語源とする説もあり、草と奇すしきを組み合わせたという説もあります。

「草木によって体の調子がよくなる、楽になる」という意味を持つ「薬」(草かんむりに楽)を使ったという

説があります。

2008年05月24日

お薬手帳の利用法

 現在私の薬局では内科・小児科等が多くを占めています。後期高齢者の患者さんにお薬手帳の配布が義務づけられて2ヶ月近く経ちますが、今の本当の感想はとても便利だと言うことです。
以前、
お薬手帳でも書きましたが、他の病院・医院で処方された薬が分かるため、重複投与や相互作用を回避することが出来ます。
この手帳を利用するためにはお金がかかります。1回の処方で15点(150円)1割負担で、10~20円、3割負担で40~50円となります(公費を持ってたれる方はこの限りではありません)。
確かに負担金がかかるものですが、その費用に見合ったものがあると思えます。
現在はジェネリックの普及でいろんな商品名の医薬品が流通しているため、なかなか相互作用・重複作用を見つけ出すことが困難となっています。
この手帳を使うことでこれらの事が回避できるのであれば良いのではないかと考えます。
特に小児科にかかっている患者さんのご両親様には、お子様の薬害を防ぐために利用していただきたい手帳です。

2008年04月24日

お薬手帳

4月より後期高齢者制度が始まり患者さんにお薬手帳を持たせることが義務づけられました。患者さんにお薬手帳を見せると、半分以上の方が「これは何ね」と言われます。 「お薬手帳」とは 、受診した病院の先生が処方したお薬の名前や飲む量、飲む回数などを記録します。この記録があると、他院の医師や他の薬局薬剤師はその患者さんがどのようなお薬を使用しているかを知ることが出来ます。 また、他の病院などでお薬をもらうときにも、医師・歯科医師や薬剤師にこの手帳を見せることで、薬が重複したり、相互作用を起こしたりすることを予防することが出来ます。 実際使ってみると、他の医院の処方された薬が分かるため大変便利だし、数名の方の重複投与を予防することも出来ました。 後期高齢者以外の方でもこの手帳を持つことが出来ます。かかりつけ薬局薬剤師に相談してみてください。

2002年02月15日

はじめに

薬は効果のあるものかもしれません。医療・薬の発展で寿命が延びたのも事実です。しかし、薬の作用の背中合わせに副作用というものがあります。どんなに良いものでも使い方を間違ったら大変なことになります。一部の方には薬物や処方薬を乱用し、体に大きな傷を残す方もおられます。薬というのは人の手が作り出したものです。すべて安全なものではないと言うことを忘れないでください。

薬で病気は治るかもしれません。でも本当に健康になれるのでしょうか? 最近は健康食品、薬などを使って健康になろうと考えている方が多いように思えます。 健康食品は安全と考えられている方が多いようですが、それは間違っています。 竹熊宣孝先生の「土からの医療」にも書かれてあるように食べ物は命と考えます。 まずは薬や健康食品を使うより毎日の食事を見直してみてはどうでしょうか。 一部の情報だけで安易に薬や健康食品に手を出すのではなく医師・薬剤師に相談して下さい。

このような考えをもつ薬剤師の七嶋が、このホームページを作ってみました。 みなさんの健康の手助けになればよいと考えています。 薬や健康食品についてわからないことは、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください。

・・・お願い・・・
 
このホームページは、薬剤師 七嶋の考えにて書いていますので、すべての方にあてはまらないこともあります。
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