ななしま薬局・そよかぜ薬局|長崎県長崎市・長与町

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保湿剤

2010-07-10

 一般的に皮膚が乾燥したり状態が続くと(ドライスキン刺激)、表面にある角質が傷つき、バリアー機能が低下し菌やウィルスが侵入しやすくなります。
保湿剤は、皮膚表面の水分の調整を目的とし、傷ついた皮膚の表面に潤いやしっとり感を与え、水分が抜けていくのを防ぎます。
保湿剤には色んな種類がありますが、ワセリン、尿素入り軟膏(クリーム)、ヘパリン類似物質などがあります。
それぞれ効果を現す作用機序は違いますが、皮膚の表面に潤いやしっとり感を与えるのを主目的としています。

投与日数

2010-06-21

薬の投薬日数について質問がありました。
 平成14年度の診療報酬改定で、投与日数に一部の薬を除いて上限がなくなりました。
現在、制限のある薬については、医師の判断で何日でも処方することが可能です。
しかし、発売されてから1年以内の薬剤は14日しか認められておらず、向精神薬・睡眠導入薬・鎮痛薬などの薬剤にはそれぞれの薬剤により14日まで・30日まで90日までと制限があります。
ただ、制度上長期投薬が認められているのは、慢性病で症状が落ちついているものです。
何でもかんでも長期投与すれば、副作用の心配もあり患者さんのADL(日常生活動作Activities of Daily Living)を低下させる原因になる可能性もあります。
いろんな理由で長期投与を希望される方は、主治医・かかりつけ薬剤師によく相談されることをお勧めします。

タムシチンキ

2010-06-01

 委員会終了後、仲間で食事に行きました。野郎5人で、そのうち40歳以上が4人も居ればいろんな話題が出てきます。
 昔のことやちょっとやばいことなどetc・・・。
その話の中で学生の頃、「体育会系はいんきんになったよね」と誰かが言い出しました。
私も運動部だったので経験があり、その当時皮膚科に行くなどの知恵がなかったこと、近くの薬局で「タムシチンキ」を買って使ったことなどを話しました。
さすが薬剤師の集まりです。最後は薬の話で終わらせるところが・・・。
そこでタムシチンキについて調べてみました。
小林製薬株式会社 タムシチンキ 30ml
成分・分量100ml中
ミコナゾール硝酸塩・・・・・・・・・・・・1g
サリチル酸・・・・・・・・・・・・・・・・4g
イソプロピルメチルフェノール・・・・・・・0.3g
クロルフェニラミンマレイン酸塩・・・・・・0.2g
リドカイン・・・・・・・・・・・・・・・・2g
dl-カンフル・・・・・・・・・・・・・・1.5g
エタノールを含有する1g
色々調べてみたのですが、30年前と処方内容が同じかどうか分かりません。
主成分のミコナゾール硝酸塩が当時あったのかどうかも解りませんが、この内容から見たら、良く効きそうです。
抗真菌剤まで配合されて、この値段は安いのかもしれません。
エタノールを含むため、掻きむしった後に塗布したら飛び上がるくらいしみると思います。
当時は父親に団扇で扇ぎながら塗りなさいと教えられた記憶があります。
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処方せん医薬品

2010-04-17

患者さんから、病院に行くのが面倒だし、内容は変わらないから薬を売ってくれと言われたことがあります。
 調剤で用いる医薬品のほとんどは処方せん医薬品というものに分類されています。
それでは、処方せん医薬品(しょほうせんいやくひん)とは何なのでしょうか?
 処方せん医薬品とは、薬事法第49条(下記に掲示)の規定により、医師等からの処方箋交付を受けた者以外に対しては正当な理由なく販売または授与してはならないとして厚生労働大臣が指定した医薬品です。
 これらの理由により、薬局単独で一般の処方せんを持たない患者様に薬を販売することができません。
薬事法(抜粋)
処方せん医薬品の販売)
第49条 薬局開設者又は医薬品の販売業者は、医師、歯科医師又は獣医師から処方せんの交付を受けた者以外の者に対して、正当な理由なく、厚生労働大臣の指定する医薬品を販売し、又は授与してはならない。ただし、薬剤師、薬局開設者、医薬品の製造販売業者、製造業者若しくは販売業者、医師、歯科医師若しくは獣医師又は病院、診療所若しくは飼育動物診療施設の開設者に販売し、又は授与するときは、この限りでない。
2 薬局開設者又は医薬品の販売業者は、その薬局又は店舗に帳簿を備え、医師、歯科医師又は獣医師から処方せんの交付を受けた者に対して前項に規定する医薬品を販売し、又は授与したときは、厚生労働省令の定めるところにより、その医薬品の販売又は授与に関する事項を記載しなければならない。
3 薬局開設者又は医薬品の販売業者は、前項の帳簿を、最終の記載の日から2年間、保存しなければならない。
該当する医薬品は、平成17年厚生労働省告示第24号による。

ダイエットで人気、「αリポ酸」で低血糖症に

2010-04-16

平成22年4月16日のネットのニュースで飛び込んできました。
私も飲んだことがある、ダイエットや老化防止に効果があるとして販売されているαリポ酸で、震えや動悸を引き起こす「自発性低血糖症」を招くケースが相次いでいるそうです。
 自発性低血糖症は、血糖降下剤を使用していない状態で口渇、冷や汗などの低血糖症状を訴えるものです。
 発表した内潟教授は「サプリメントは健康増進をうたっているが、使い方によって薬と同じような副作用が起こる恐れがある。異常が起きたらすぐ服用をやめ、受診の際はどんなサプリメントを服用しているかも医師に必ず伝えてほしい」と話しています。
 どんなに良いサプリメントでも、服用する方の体質などでは副作用がおきる可能性があると言うことを充分に理解する必要があります。
 健康補助食品(サプリメント)を服用する場合は内潟教授が言われるように、主治医・薬剤師に相談してください。

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