ななしま薬局・そよかぜ薬局|長崎県長崎市・長与町

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投与日数

2010-06-21

薬の投薬日数について質問がありました。
 平成14年度の診療報酬改定で、投与日数に一部の薬を除いて上限がなくなりました。
現在、制限のある薬については、医師の判断で何日でも処方することが可能です。
しかし、発売されてから1年以内の薬剤は14日しか認められておらず、向精神薬・睡眠導入薬・鎮痛薬などの薬剤にはそれぞれの薬剤により14日まで・30日まで90日までと制限があります。
ただ、制度上長期投薬が認められているのは、慢性病で症状が落ちついているものです。
何でもかんでも長期投与すれば、副作用の心配もあり患者さんのADL(日常生活動作Activities of Daily Living)を低下させる原因になる可能性もあります。
いろんな理由で長期投与を希望される方は、主治医・かかりつけ薬剤師によく相談されることをお勧めします。

百日咳

2010-06-17

百日咳は、百日咳菌という細菌に飛沫感染か接触感染して起こる呼吸器感染症で、特有のけいれん性の咳発作(痙咳発作)が特徴です。百日咳の潜伏期は、通常7~10日です。
 小さい子供では、咳に続いて嘔吐や無呼吸発作が生じ、重症化することがあります。1歳以下の乳児、特に生後6 カ月以下では死に至る危険性が高くなります。
 成人では、咳は長く続きますが、小児に比べて症状は軽いようです。最近成人の百日咳が多くみられているので咳症状がなかなかとれなかったら医療機関を受診して下さい。
 
 症状は、3つのステップに分けられます。
カタル期(約2週間):感染から約1週間の潜伏期間後、風邪症状が続き、だんだん咳が強くなります。
痙咳期(約2~3週間):次第に咳がひどくなり、痙攣性の咳が出るようになります。息を吸う時に笛を吹くような音がすることもあります。嘔吐を催すこともあります。熱はあっても微熱程度です。
回復期(2~3週間):激しいは段々落ちついてきますが、時に激しい咳が出ることがあります。
完全に良くなるまで2~3ヶ月かかることがあります。

手足口病 Ⅱ

2010-06-10

手足口病は、ウイルス感染なので、他の人にうつる可能性はあります。症状が改善した後も鼻汁からは2週間程度、便からは約1ヶ月もウイルスを排出し続けるので正直隔離をしても意味がありません。
そのことから、発疹がひどいとか発熱があるとか以外では休ませる必要はないと思います。
ただ、鉄棒や雲底やプールなどは水疱が破れることで細菌感染を起こす可能性があるので、発疹が出ている間は中止するのが無難です。
手足口病を起こすウイルスは数種類あり、現在予防接種はありません。
何度もかかる可能性がありますが、同じ種類のウイルスによる感染は無いといわれています。
大人にも当然感染することはあります。大人は子供に比べて免疫ができあがっている分、症状は子供よりひどく出るようです。
周りで手足口病の感染者がいたら、周りの人も感染予防のため手洗い・うがいを実施しましょう。

手足口病

2010-06-09

 現在山口県で手足口病流行警報が出されています。
手足口病とは乳幼児、小児によく見られる疾患で、コクサッキーウイルスA16や他のエンテロウイルス71などのウイルス感染です。5~8月ぐらいに流行し、潜伏期間は3~7日ぐらいです。
主な症状は、手のひら、足の裏、口の中の発疹と水疱が出来るのが特徴ですが、時にははお尻~大腿にも出ることがあります。痒みはほとんど無いかあっても軽い症状です。この症状から手足口病と呼ばれるようになりました。
多くの子供は発熱はないのですが、一部38℃前後の発熱をともなうこともあります。ほとんどの人が、1週間前後で治癒します。ただ、まれに髄膜炎をおこすことがあるので注意が必要です。
口の中に水疱が出来るため、ひどい場合は食事がとれなくなり、それにともなう脱水症状があるので、主治医とよく相談して下さい。

ドライスキン

2010-06-04

 ドライスキンとは、文字通り皮膚最表層(角質層)に含まれる水分量が減少して皮膚が乾燥した状態をいいます。
健康な皮膚にはバリア機能があるのですが、環境など外側からの刺激など、さまざまな原因によって表皮角質層の水分が失われると、皮膚本来のバリア機能が低下して、手荒れ、肌荒れ、皮膚のかゆみ等の症状が起こります。

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