in宮﨑
3月12日に宮崎市において
「開局薬剤師による在宅医療への取り組み
~一人でも多くの「笑顔」を願って~」という題で講演会を行って来ました。
とても楽しかったです
宮﨑は日本で在宅医療の有名な萩田先生のお膝元、
緊張というものを久しぶりに感じましたが、
一言しゃべり出したら止まらない盛り上げました。
とても勉強になった宮﨑への旅でした。
悲しくて
今月始まった新患さんのところに行きました。
服薬状況が悪くて、もう何ヶ月も服薬出来ていない状態 残薬もスゴイ状況でした。
患者さんと何で服薬しないのかなど、服薬の重要性などを話していると
突然、横から男性が割り込んできて、薬を取り上げ
「お前は、薬を飲ませて家族ば殺すとや、自分の家族にもそがんことばするとや」
とその薬を私に投げつけてきました。
一瞬、何があったか解らず、薬投げつけられて痛いとか言う感覚より
何か悲しくて、一生懸命床にバラバラになった薬をひらっていました。
本人が何故飲まないのか、何故家族?がそんなことをするのか理解出来てないし、
イラッとするより、悲しくて悲しくて・・・。
在宅やっていればいろんな事があるって言うけど、辛い出来事でした。
嬉しいですね
先日亡くなられた患者さん宅に訪問しグリーフケアを行って来ました。
そしたら、患者さんのお孫さんがありがとうと絵をくれました。
在宅をやってて良かったと思った瞬間でした 。
昆布の味噌漬け
平成24年10月31日、今日もいつものように在宅に回りました。
今週の金曜日は介護支援専門員の更新研修があるため在宅に回れません。
それで主治医と患者さんの許可を得て、早めに訪問させてもらいました。
ある肺の疾患を持っている患者さん宅に訪問したら、玄関を入るなり
良い匂いが漂っていました。そう、昆布だしの匂いでした。
いつものように居間で薬を渡し、バイタルをとり世間話をしていました。
昆布の匂いが気になったので、「今日は何かしよっと?」と尋ねたところ
私は体が悪くて買い物や近所のことも何も出来ないから
せめてもの御礼にと、毎年北海道から歯舞昆布を取り寄せて作って
近所の方や買い物をしてくれた方に配っているとのこと。
今日新しく作るから、去年漬けた分を少し私に分けてくれた。
壺を空けると味噌と昆布の甘い匂いが部屋中に立ちこめ
それだけでご飯が何杯も食べることが出来るような気になり
急にお腹がすいてきた。
ホント小さな出来事だけど、在宅でしか見ることの出来ない
患者さんの気持ちを見ることが出来たのが一番嬉しかった。
在宅医療の推進と薬局
2011年5月28日 長崎市にある紅葉亭において昭和薬科大学 串田一樹先生の講演会が開催されたので、参加してきました。
今回の先生のメッセージは
●医療の提供概念が変わってきていること。
生活者の視点
CUREからCARE
●人生の最後をどこで迎えるか
●医療の自己決定
実際臨床をしている薬局薬剤師の視点、大学の先生の視点など違いはあるものの、患者のために必要なものは変わらないんだと言うことを再認識できました。