哀しいことです
哀しい話が舞い込んできました。
これだけマスコミなどで、薬物を使うと人生破滅につながると啓発されているにもかかわらず、
なぜに中高年層の薬物乱用が増えているのでしょうか?
若者に対して、きちんと道標を立ててあげないといけない、重要な年代が・・・、とても哀しいです。
『薬物汚染の中高年が激増、覚醒剤の再犯率が過去最多
産経新聞 2月17日(木)10時14分配信
平成22年に薬物事犯で検挙されたのは1万4536人で前年比2.7%減少したにもかかわらず、40代と50代以上がそれぞれ5.1%、8.2%増加したことが17日、警察庁のまとめで分かった。少年と20代はともに10%以上減っており、中高年への薬物の広がりがうかがわれる。
薬物別の検挙者数は、覚醒剤が1万1999人で3%増になる一方、大麻は24.1%減の2216人だった。MDMAなどの合成麻薬も40%以上減の62人。覚醒剤の検挙者の年代別構成率は30代(36.1%)が最多だが、40代(27.4%)と50代以上(14.8%)は過去20年で最高になった。
さらに、覚醒剤の50代以上の初犯者は334人で14.8%増加。20代までの若年層が6割を占める大麻でも、初犯者では40代以下の世代では大幅に減少しているのに対し、50代以上だけが増加するなど、新たに薬物に手を染める中高年が目立っている。
また、覚醒剤の検挙者のうち再犯者が占める割合は過去最高の59.3%になったほか、薬物全体でも前年より3.5ポイント上がって52.1%と過半数を占めるなど、再犯者の増加も薬物乱覚醒剤用者の高齢化の一因になっているとみられる。
警察庁は「金融機関など企業の幹部が覚醒剤所持で逮捕されるなど、若年層よりも中高年で薬物に対する規範意識がゆるんでいる可能性もある」と指摘している。
一方、覚醒剤の密輸事犯の検挙件数は135件で前年より29件減少したが、平成以降では3番目を記録。航空機を利用した「運び屋」による小口密輸の手口が全体の85・2%を占めた。出荷国は、これまで主流だった中国などの東アジアに加え、アフリカや中近東など33カ国・地域に広がっているという』