ななしま薬局・そよかぜ薬局|長崎県長崎市・長与町

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お悔やみ

2009-03-25

 昨年の5月から在宅を行っていた患者さんが平成21年3月23日18時6分に永眠されました。
49才という早すぎる死でした。
昨日お通夜に行き亡くなられた患者さんの顔を見ながらもっとこんな風にできたんじゃなかったろうか、もっと早く対応できたんではないだろうかなど、今思っても仕方ない自分に対する後悔が頭の中を走り回りました。
平成20年5月に「痙攣が起きているので一緒にみていこう」と主治医の先生から依頼があり在宅を開始した患者さんです。病院時代脳外科の先生とてんかんの薬物療法に携わったことがあるので特に不安は持っていなかったのですが、在宅で痙攣発作を起こし、また入院することのないように注意を払っていました。
それから定期的に訪問を行っていたのですが、亡くなられる数日前にに発作が起こるまでは痙攣発作が起きずに過ごさせることが出来てほっとしています。
ターミナルと言われる患者さんを10ヶ月も同じ時間を過ごしたのは初めてで、2月に状態が悪くなってからはあと1日あと少しという気持ちだけで頑張ってきました。でも、最後の日に患者さんのベッドサイドでもう何も出来ない自分に無力感を感じました。
今回の患者さんと一緒に過ごして、家で過ごすと言うことの大事さを今回も実感し、これからも在宅で過ごされる患者さんが1日でも長く楽しい時間が過ごせるよう頑張っていきたいと思います。
天国に行かれた患者さんに心からご冥福をお祈り申し上げます。

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