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これは知りませんでした

2011-03-11

子供たちに対して、抗精神病薬がこんなに処方されているとは知りませんでした。
でも、専門医師が処方する分に関しては安心できるのではないかと感じます。
私も、この精神病薬に関してきちんと勉強して、子供たちのfollowが出来るようになりたいと思いました。
『「幼児に向精神薬」3割 発達障害で専門医 成長への影響、懸念も 厚労省研究班が初調査
2011年3月10日 提供:共同通信社
 自閉症や注意欠陥多動性障害(ADHD)といった「発達障害」がある小学校入学前の幼い子どもに、精神安定剤や睡眠薬などの「向精神薬」を処方している専門医が3割に上ることが9日、厚生労働省研究班の調査で分かった。
 小学校低学年(1~2年)まで含めると、専門医の半数を超えた。子どもを対象にした向精神薬の処方の実態が明らかになるのは初めて。向精神薬は使い方を誤れば精神に悪影響を及ぼす恐れがあり、慎重な処方が求められている。
 調査した国立精神・神経医療研究センター病院(東京都小平市)小児神経科の中川栄二(なかがわ・えいじ)医長は「神経伝達物質やホルモンの分泌に直接作用する薬もあるのに、幼いころから飲み続けた場合の精神や身体の成長への影響が検証されていない。知識の乏しい医師が処方する例もある」と懸念。製薬会社などと協力して安全性を早急に調査し、治療の指針を確立する必要があるとしている。
 昨秋、全国の小児神経専門医と日本児童青年精神医学会認定医計1155人を対象にアンケートを実施。回答した618人のうち、小学校入学前の子どもに向精神薬を処方しているのは175人(28%)だった。小学校低学年まで含めると339人(55%)に増え、高校生まで合わせると451人(73%)となった。
 向精神薬による治療の対象としている子どもの症状(複数回答)は「興奮」が88%、「睡眠障害」78%、「衝動性」77%、「多動」73%、「自傷他害」67%。
 使用している向精神薬(複数回答)は、衝動的な行動や興奮を静める薬「リスペリドン」(88%)、注意力や集中力を高めるADHD治療薬「メチルフェニデート」(67%)、睡眠薬(59%)などだった。
※発達障害
 興味・関心の特異な偏りやコミュニケーションの困難さに特徴がある自閉症のように、子どものころから症状が現れる。待つことが苦手だったり注意がおろそかになりがちだったりする注意欠陥多動性障害(ADHD)、読み書きや計算など特定の能力の習得が著しく困難な学習障害(LD)、自閉症に近いが知的な遅れは伴わないアスペルガー症候群などがある。いずれも脳機能の障害が原因とされるが、詳しいメカニズムは分かっていない。
※向精神薬
 中枢神経系に働き掛け、精神機能に影響を及ぼす薬剤の総称。抗精神病薬や抗うつ薬、抗不安薬(精神安定剤)、睡眠薬などがある。精神科のほか、内科や小児科などさまざまな診療科で処方されている。医師の不適切な大量処方やインターネットを通じた売買による乱用が社会問題化。過剰服用が自殺につながる可能性があるといった研究結果もあり、厚生労働省が対策に乗り出している。』

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