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すごいんだ~

2011-08-25

プライマリ・ケア認定薬剤師って、第三者評価する機関の薬剤師認定制度認証機構で評価されたものだったんですね。
読んでみて”すごいんだ~”という一言でした。
めざし始めて、まだ半年くらいしかたっていないのですが、こんな評価を受けているなんて恥ずかしながら知らなかったし、登山で言ったらエベレストに登るようなのかも知れませんね。
ジョージ・ハーバート・リー・マロリーの言葉の「そこに山があるから」と同じように、目標が高ければ高いほどワクワクしますね
プライマリ・ケア認定薬剤師に期待する-特定専門領域での職能向上と、その社会的信頼性確立-
                                     内山 充
 
本年2月に、特定領域認定制度として、「プライマリ・ケア認定薬剤師制度」(P02)が当機構の認証を取得した。これは、医療系の学会として認証を受けた初の認定薬剤師制度である。そして、現在、「特定専門領域に優れた職能を有する薬剤師の育成」と、その「評価による社会的信頼性の確立」が、医療職の偏在是正、患者コンプライアンス向上、医療経済の立て直し等を目指す「新たな医療の枠組みの構築」の重要な一環とされていることから見ても、望ましい動向と考える。
プライマリ・ケアは、受診のしやすさを特徴とする総合的な医療を実践するヘルスケアサービスであり、国民の健康や病気、福祉に関わるあらゆる問題を、総合的に解決していこうとする「地域での実践医療活動」であるといわれる。
プライマリ・ケア領域での職能を身につけた薬剤師は、市民生活における健康上の不安解消と、医薬品の適正な利用に関する信頼の置ける相談相手となり得るに違いない。また、地域における医療や福祉のチーム体制を重視し、必要に応じて他の医療を受ける機会を勧めたり紹介したりすることも含めて、さまざまな活動が期待される。プライマリ・ケア領域は、地域社会の健全な発展に貢献するという薬剤師の社会的責務を達成するために最も期待されている分野だといえよう。
現在日本の医療は診療科、あるいは臓器・疾患別の領域分類がなされることが多いが、プライマリ・ケアでは、それらを横断的に包含あるいは組み合わせて、患者中心の総合的医療として取り扱う。薬剤師の仕事は本来、診療科や臓器・疾患にこだわらず「全方位的」である。プライマリ・ケア認定薬剤師に求められる職能は、薬剤師として薬学本来の基盤的知識を生かしながら、横断的に地域医療で必要とされる薬物療法領域をカバーすることにある。それによって、地域における医療の担い手としての薬剤師の存在感が高められることが期待されている。できるだけ多くの薬剤師が、このことを認識し、役割を果たすための努力をする必要がある。
プライマリ・ケア、及びそれに必要な医薬品や保健衛生に関する知識は、日々早いスピードで増加し変化している。期待に応えるためには、生涯を通じた職能向上の学習が必要である。効率の良い「生涯職能向上」のためには、質の高い研修の場と、適切な選択力と行動力がなければならない。
「プライマリ・ケア認定薬剤師制度」は、その研修・認定の質を当機構が評価・認証した制度である。本制度を活用し、地域社会のニーズに合う能力・適性の向上に努めて頂きたい。「プライマリ・ケア認定薬剤師」として身に付けた成果と、客観的な評価を受けた認定薬剤師であるという自信をもって、プライマリ・ケアに活躍する薬剤師が輩出することを期待したい。
(2011.5.30)
(プライマリ・ケア認定薬剤師制度ホームページ:http://www.primary-care.or.jp/nintei/index.htm)

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