ななしま薬局・そよかぜ薬局|長崎県長崎市・長与町

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何度も経験しては来たのですが・・・。

2011-09-15

 今日、夕方在宅で患家をまわっていたので、携帯が鳴ったことに気づきませんでした。
そして、17時過ぎにとある患者さん宅を訪問しました。
もう6年以上、訪問している患者さん宅です。
その方に誰だか判る?と言う質問に、いつも「薬局の先生」と答えてくれる方でした。
主の介護者は娘さんで、本当にびっくりするくらい手厚い介護をされる方です。
そんな家族を見ていると、「出来るだけ協力しなきゃ」というスタンスになります。
先週末から、誤嚥性肺炎で状態が悪くなりレベルもだんだん下がってきました。
本日訪問したときも、決して良い状態とは言えないものでした。
家族の方と話、18時前に帰ろうとした際、娘さんが「さっき、先生に電話したんですよ」と言われ、携帯を出すと、着信ランプがボワ~~~っと光っていました。
夕方、訪問した医師から状態が良くないからと言われ、私に連絡をくれたそうです。
車に戻り状態を医師へ報告して、薬局に戻りました。
それから数分もせずに携帯が鳴り、電話に出ると「今、母が息を引き取りました」と報告がありました。
あと10分くらいそのまま居たら、きちんと送ることが出来たのに・・・・とても残念で仕方ありません。
しばらくして、医師から連絡があり「他のドクターも訪看もみんな会ってきて、最後は七ちゃんだったんだよ」と言われ、何とも言えない空気が私を取り囲んだような気がします。
勝手な解釈なのですが、その方は”私が来るのを待っていてくれた”と思うと、涙が止まりません。
今まで多くの方を見送ってきたのですが・・・・。
今はご冥福を祈るばかりです。
娘さんの手記

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