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竜馬が行く

2011-03-01

 高校時代に呼んでいた「龍馬が行く」が実家の部屋には大事に取ってあります。
25年近く経っているので、日に焼けて正直ぼろぼろの状態です。
それを諫早の家に持ってきて、もう十何回目かの読書中!
現在第7巻を読んでいます。
本というのは不思議なもので、同じものを読んでいるにもかかわらず、その時の時勢や自分の環境で
全く違う内容に感じてしまいます。
今読んでいて高杉晋作という故人に想いを寄せています。
『「長州人にいわせると、高杉の秘術のタネは一つだそうですよ。それは、困った、ということを金輪際いわない、ということだそうです。彼の自戒だそうです」
中略
高杉晋作は平素、同伴の同士に、「俺は父からそう教えられた、男子は決して困った、という言葉を吐くなと」と語っていた。
どんなことでも周到に考えぬいたすえに行動し、困らぬようにしておく。それでもなおかつ窮地に落ちた場合でも、
「こまった」
とはいわない。困ったといったとたん、人間は知恵も分別も出ないようになってしまう。
「そうなれば窮地が死地になる。活路が見出されなくなる」』
司馬遼太郎 竜馬が行く(七)P70~71より抜粋
これを読んでいて、何かに引っかかることがあると「困った」「誰か助けてくれ」「何で俺だけ不幸なんだ」を連発している自分が情けなくなり、自分で活路を潰していたのではないかと思えて仕方ありません。
高杉晋作の名言集です。
「おもしろき こともなき世を おもしろく すみなしものは 心なりけり」
「苦しいという言葉だけは どんなことがあっても言わないでおこうじゃないか」
歴史上の遙かなる人は、現在の私に、「辛いのは自分の心が作り出した偽像、前を向いて歩きなさい」と背中を押してくれているようです。
こんな言葉をすらすらと言える、また、言うことが似合う自分になりたいものです。
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