うんこの色
人間は健康に生きていくためには良く寝て、よく食べて、良く出して行かなければなりません。
年度初っぱなから下ネタを出すつもりはありませんが、大事なことなのでちょっと書いてみたいと思いました。
患者さんから緑色のうんちが出たので、どうして緑色になるのかと質問されました。
そこでちょっと調べてみました。ネットにこんな風に載っていました。
「”便(べん)”とはまさに字の通り、からだからの大きな便りと小さな便りなのである。」
吉報や訃報のように便りはいろんな情報が盛りだくさんです。
この大便・小便も体のことを教えてくれる便りです。
毎日の体調と大便、小便を観察して見て下さい。
個人差はありますが、色、臭い、形で食べたものや体調が分かります。
◎健康な人の一日の回数
大便 1回
小便 4~5回
大便の形
柔らかい、水・・・・甘いもの、果物、コーヒー等の取り過ぎ(陰性過多)
普通・・・・・・・・バランスがとれて健康(中庸)
固い・・・・・・・・動物性、塩等の取り過ぎ(陽性過多)
細い・・・・・・副食の取り過ぎ
太い・・・・・・・・穀類とのバランスがよい
大便の色
黄色・・・・・・・・野菜、果物の取り過ぎ(陰性過多)
黄土色・・・・・・・バランスがよい(中庸)
焦茶色、黒色・・・・動物性の取り過ぎ(陽性過多)や胃腸に出血が見られる場合
白色・・・・・・・・肝臓の病気があるとき
鮮血便・・・・・・腸、痔の病気のあるとき
緑・・・・・・・・・・胆汁が多く出ている
緑色のうんちは大きな病気ではないといわれています。
うんちの色は、胆汁に含まれるビリルビンという成分の影響で、黄色がかった茶褐色になります。
しかし、このビリルビンが酸化すると、うんちの色は緑色~深緑色になります。
お酒をたくさん飲んだ翌日などに見られることがあります。