ななしま薬局・そよかぜ薬局|長崎県長崎市・長与町

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男性が服用した薬の妊娠への影響

2010-03-01

男性が服用したした薬の妊娠への影響は基本的に無いと考えて良いと思います。
しかし一部の薬では以下のような報告があります。
コルヒチン(痛風治療薬):父親が本剤を服用した場合、その配偶者より、ダウン症候群及びその他の先天異常児が出生する可能性があるとの報告
リウマトレックス(抗リウマチ治療剤):妊娠する可能性のある婦人に投与する場合は、投与中及び投与終了後少なくとも1月経周期は妊娠を避けるよう注意を与えること。男性に投与する場合は、投与中及び投与終了後少なくとも3ヵ月間は配偶者が妊娠を避けるよう注意を与えること。
イムラン(免疫抑制剤):本剤投与中の患者において、リンパ球に染色体異常を有する児が出生したとの症例報告がある。また、動物実験(ウサギ、ラット、マウス)で催奇形性作用が報告されているので、本剤投与中の患者には男女共に避妊を行わせること。
薬の影響はほぼ無いとしても、妊娠を希望される男性の方は主治医に対して妊娠を希望していることを充分に伝えてください。
コルヒチンなどは以前に比べて少なくなったとはいえ現在も使われています。また女性は28日周期で排卵がありますが、男性の精子は数ヶ月間蓄えられるため、薬をやめたから「ハイ大丈夫」というわけには行きません。

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