良性乳児けいれん
2011-01-16
先日投薬をしている時におかあさんから、「先日痙攣発作が起きて、救急車で大学病院へ行ったんですけれど、色々検査をして良性の乳児痙攣と言われました」と話を聞いた時
以前、国立病院で、南1階の小児科病棟を回っていた時に、当時私のことを可愛がってくれていた宮副先生の患者さんに、この良性の乳児けいれんの患者さんがいたことを思い出しました。
その時に教えてもらったことは、
『多くは2才以下の乳児に発症し、突然意識を失ってけいれんがおきる。しかし、検査をしても無熱性で脳波の乱れないということ。
ほとんどが一過性でウイルス感染が原因と言われていること。
基本的に治療の必要はないが、けいれんが長時間続いたり、繰り返し起きるようなら受診してするよう指示をすること』を学びました。
その時に教えてもらった上記の事を、お母さんに説明しました。
役に立てて嬉しかったことと、その当時の記憶が蘇ってちょっと懐かしかったです。