ななしま薬局・そよかぜ薬局|長崎県長崎市・長与町

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薬とつきあうために

2006-11-21

薬ってなに?でも書きましたが、薬は使い方を間違えると効果以上に薬害の心配が出てきます。
 ある治療ではその副作用を目的として使用する場合もありますが、多くの場合薬害は出現してもらっては困るものです。
 では、どういう風に薬と付き合ったら薬害を出さずに薬と付き合うことが出来るのでしょうか?
 ○用法用量を守ってください。処方薬はその患者さんに合わせた量と服用回数が決められています。仕事が忙しくて早く治さないといけないからと言う理由で処方量の2倍服用して副作用が起きた事もあります。
 ○古い薬は飲まないで下さい。薬にも有効期限があります。きちんと管理された状態で約1〜2年(薬によって異なります)服用できますが、管理状態が悪かったり、散剤・水剤のように混ぜることによって有効期限はかなり短くなります。そんな古い薬を服用することで効果が出なかったり、副作用が出たりすることもあります。古くなった薬は近くの薬局に持って行って処分してもらって下さい。
 ○どんな薬であっても恋人、友人、家族、子供、いかなる人にでも自分の服用している薬を服用させないでください。処方薬はその患者さんにあわせて作られているものであって、その患者さんの家族や、友達に合わせて作っているわけではありません。体重も違えば薬物の代謝状態、薬の相性も違う場合があります。自分が飲んでみて調子の良かった薬を他の人にのませて発疹・呼吸困難の急性期のアレルギー反応が起きたらどうしますか?殺人犯になりますか?良かれと思ったことで逆に大変なことになることがあるので、決して自分の薬を人に分け与えないでください。また、この行為は薬事法違反にもなります。
 それと、薬を子供の前で飲まないで下さい。小さい子供は何でも興味を示します。大人が飲んでいるオレンジや赤や青の薬がマーブルチョコレートに見えてしまいます。大人が服用する降圧剤、高脂血症治療剤、気管支拡張剤、抗ガン剤等を興味本位で服用してしまったらどうしますか。また、子供の手の届くところに薬を置かないで下さい。外用剤である気管支拡張剤の液を飲んでしまって心臓に負担をかけたり、消毒剤を飲んでしまったり、小さい子供はなんでも物を口の中に入れてしまいます。親のちょっとした気遣いで薬害が予防することが来ます。

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