投与日数
2010-06-21
薬の投薬日数について質問がありました。
平成14年度の診療報酬改定で、投与日数に一部の薬を除いて上限がなくなりました。
現在、制限のある薬については、医師の判断で何日でも処方することが可能です。
しかし、発売されてから1年以内の薬剤は14日しか認められておらず、向精神薬・睡眠導入薬・鎮痛薬などの薬剤にはそれぞれの薬剤により14日まで・30日まで90日までと制限があります。
ただ、制度上長期投薬が認められているのは、慢性病で症状が落ちついているものです。
何でもかんでも長期投与すれば、副作用の心配もあり患者さんのADL(日常生活動作Activities of Daily Living)を低下させる原因になる可能性もあります。
いろんな理由で長期投与を希望される方は、主治医・かかりつけ薬剤師によく相談されることをお勧めします。