ななしま薬局・そよかぜ薬局|長崎県長崎市・長与町

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薬の投薬日数

2010-07-21

処方箋での投薬日数についての質問が来ました。
院外処方を貰っているけれど、いつも一週間分しか貰えず困っているとのことでした。
 調剤における投与日数は、平成14年度の診療報酬改定から、一部の薬を除いて処方日数に上限がなくなりました。
そのため、症状が安定している患者は医師の判断で原則的には何日でも薬を処方することが可能です。
ななしま薬局でも、最高90日投薬を調剤したことがあります。
しかし、全ての薬剤が長期投与できるわけではなく、以下のような薬剤は法律により上限があります。
①発売されてから1年以内の薬剤(すべて14日まで)
②医療用麻薬・向精神薬・睡眠導入薬・鎮痛薬などの薬剤
(薬剤の種類によって14日・30日・90日が上限とされています)
長期投薬のメリット
①通院する回数が減り、通院の煩わしさを減らすことが出来る。
②1回の負担金は上がるが、年間を通しての医療費を抑えることが出来る。
③病院側は患者一人の受診回数が減るので、多くの患者を診ることが出来る
長期処方のデメリット
①病状の変化や副作用の発見が遅くなる
②薬の管理が難しくなる(余ったり・足りなくなる)
③病気のコントロールはできているのかわからなくなる
④途中で症状が変わっても、一度支払った医療費を返却することは出来ない
長期投与は患者さんと主治医が良く話し合って決めてください。
医師が長期投与を行っても、不安ならば調剤薬局で分割調剤(長期投薬分を小分けで調剤して貰うこと)をして貰うことも可能ですので、かかりつけ薬剤師によく相談して下さい。」

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