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ビタミンE

2004-03-15
■ビタミンE






 ビタミンEは末梢血管を拡張し、血液循環をよくする働きもあります。冬、しもやけや冷えに悩まされる人は、ビタミンEの補給を心掛けるとよいでしょう。
さらに、最近とくに注目されているのがビタミンEの抗酸化作用です。体内で脂肪が酸化すると脳の酸化(老化)や動脈硬化を進める有害物質ができますが、ビタミンEを充分とっておけば、これを防ぐことができるのです。このビタミンEの抗酸化作用を促進させるためにはビタミンCを一緒に摂取すると良いと言われています。

 第6次改定日本人の栄養所要量でビタミンEの許容上限摂取量が600mg/日(α-トコフ
ェロール当量)と設定され、市中薬局で購入する場合300mg/日、サプリメントのうち
栄養機能食品としては150mg/日が上限とされています。

 現在は過剰症はとくに公表されていませんが、脂溶性ビタミンであることを考え、取りすぎには注意して下さい。










単位:mgα-TE(トコフェロール当量)/可食部100g 



































ひまわり油 39.2mg
アーモンド(乾)  31.2 mg
サンフラワー油      27.6 mg
すじこ 10.6 mg
焼き鮎 8.3 mg
西洋かぼちゃ(ゆで) 4.8 mg
揚げせんべい 4.4 mg
ほうれん草(ゆで) 2.7 mg
(五訂日本食品標準成分表)


 

■ビタミンEの効果Ⅰ






 人の体は、多くの細胞で構成されています。細胞は細胞膜で保護されています。その細胞膜を作る重要な成分の一つが不飽和脂肪酸です。

不飽和脂肪酸が酸素と結びついて酸化されると、過酸化脂質ができます。この引き金になるのがフリーラジカルです。過酸化脂質が発生すると、次々に連鎖反応がおきて周囲の不飽和脂肪酸を過酸化脂質に変えていってしまうのです。

細胞膜を構成している不飽和脂肪酸が過酸化脂質に変わると、細胞は正常な機能を失ったりします。その結果、動脈硬化が起き、脳梗塞や心筋梗塞になりやすくなったり、脳に過酸化脂質がたまり記憶障害が起きたり、そしてガンの原因の一つになるといわれています。

 ビタミンEにはいろいろな働きがありますが、もっとも注目されている重要な働きの一つは、不飽和脂肪酸を酸化から守る抗酸化作用です。つまり、過酸化脂質ができるのを防ぐ働きです。

抗酸化作用はビタミンEの他にビタミンCやβ-カロテン(プロビタミンA)があります。それぞれ活躍する場所が違いますが、ビタミンEはすべての細胞を守っています。

ビタミンEは、ビタミンCと共同で働くことでより効果が増強します。



 

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