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そこまでして・・・

2010-08-28

少し前のニュースですが、下記のような哀しい事件がありました。
『コピー処方せん薬局見抜けず、向精神薬不正入手…大阪
10/07/23
記事:読売新聞
提供:読売新聞
生活保護悪用、<薬の貧困ビジネス>
 大阪市内の生活保護受給者の男性が今年1月、医師から受け取った処方せんをカラーコピーして薬局4か所に提出し、多量の向精神薬を不正入手していたことが、市の調査でわかった。市は麻薬及び向精神薬取締法違反(処方せん偽造)などの疑いがあるとみて、大阪府警と連携して不正の手口解明を目指す。
 男性は精神疾患で医療機関を受診していたが、今年4月、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕され、市は保護を廃止している。
 市が今年1月の男性の診療報酬明細書や調剤明細書などを点検したところ、薬局5か所に処方せんを提出していたことが判明。うち1か所は原本だったが、4か所がカラーコピーだった。男性は定められた量の5倍の向精神薬を同時期に入手していたことになる。
 カラーコピーは医師の印影が鮮明で、薬局側も偽物と見抜けなかったという。市は1月以外の調査も進めているが、今のところ同様の不正は確認されていない。
 受給者は自己負担なしで診療や薬剤の処方を受けられ、費用は生活保護の医療扶助として全額公費で支払われる。今年4月には、大阪市西成区の受給者から不正入手した向精神薬を違法転売したとされる事件が起きており、市は処方せんを偽造し、だまし取った向精神薬を売りさばく目的があったかどうかも調べる。
 大阪市では、1月だけで受給者80人が向精神薬を過剰入手していたことが判明。医療機関や薬局への聞き取り調査では「受給者の家族が来院し、家族分も処方したことがある」「処方量が多くても、継続患者の場合はそのまま処方する」などの情報が寄せられており、生活保護を悪用した<薬の貧困ビジネス>について引き続き調査を進める。
 全国最多の14万2000人の受給者がいる大阪市の2008年度の医療扶助は1129億円で、保護費全体の47%を占めている。』
処方箋に不備があれば、その不備等があればきちんと疑義照会後でなければ調剤できないのですが、処方変更なしの処方箋が偽物と思って受け取ることはありません。
もしかしたら、そこが盲点なのかも知れませんが、人の裏をかこうとする哀しい事件です。

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