コレステロール「高めが長生き」…
2010-09-03
表題のような、今まで私が教わってきたことを簡単に覆すようなことがニュースとなっていたのでアップしてみます。
『コレステロール「高めが長生き」…日本脂質栄養学会
2010年9月3日 提供:読売新聞
コレステロール値は高い方が長生きで良いとする指針を、医師や栄養学者らで作る日本脂質栄養学会がまとめた。
3日から愛知県で開かれる同学会で発表する。高コレステロールは心臓病や脳卒中の危険要因であり下げるべきだとする現在の医療は「不適切」としており、論議を呼びそうだ。
現在の基準は、LDL(悪玉コレステロール)が140(ミリ・グラム/デシ・リットル)以上かHDL(善玉コレステロール)が40(同)未満、もしくは中性脂肪が150(同)以上だと高脂血症と診断される。日本動脈硬化学会が作成した。メタボ健診の基準もこれを基にしている。
日本脂質栄養学会が今回まとめた「長寿のためのコレステロールガイドライン」は、「現在の基準値は基になる具体的なデータが示されていない」と主張。コレステロールが高いほど死亡率が低かったとの大規模研究や、コレステロールを下げる薬を服用しても心臓病の予防効果は見られないとする海外の近年の研究から、指針をまとめた。編集責任者の奥山治美・金城学院大薬学部教授は、「コレステロールを下げる医療は方向転換しないといけない」と話している。』
このエビデンスだけで、どうのこうの言うことは出来ないでしょうが、今後の動向をきちんと見ていきたいと考えます。