ななしま薬局・そよかぜ薬局|長崎県長崎市・長与町

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喀痰の吸引カテーテルの消毒方法について

2008-05-10

 医療法が改正されましたが、在宅の需要が増えたとはまだ実感できません。ただ、最近以前と変わったと感じる手技があったので紹介したいと思います。
私が国立病院にいた頃、吸引カテーテルは使い捨てでしたが、途中で個人のものとして一定期間は消毒して使うようになりました。その消毒方法として、吸引後は水道を吸引し、その後0.05%ヒビテン液を吸引し、0.05%ヒビテンアルコール溶液を含ませた脱脂綿で拭いた後、0.05%ヒビテン液に浸けておくと言う手技でした。
 
 昨年在宅で受け持った患者さんが病院を退院する際、退院時の説明で吸引カテーテルは喀痰吸引後水道水を吸引し、そのカテーテルをティッシュで拭き取り乾燥した瓶に入れ、乾燥させて次ぎまた使うというものでした。
日本看護協会ホームページの感染管理Q&Aに
http://www.nurse.or.jp/nursing/practice/anzen/q&a.html
Q11.当院では吸引カテーテルを再利用している。ディスポが理想であることは分かっているが経済的な問題があり、各勤務対に1本ずつ使用することにしている。その場合の消毒方法はどうすればよいか。
A.期間吸引に使用する場合は無菌操作が原則ですので、滅菌された吸引チューブを使います。しかし、在宅療養において、やむを得ず再利用する場合には消毒剤に浸漬方法と、乾燥させて使用する方法があります。
と記載されていました。
ちょっと浦島太郎になった気分でしたが、在宅患者を迎える医療人としてもっと新しい情報を取り入れて研鑽していかなければいけないと感じました。
来週2名のIVH患者が退院し、在宅予定との依頼が来ています。今からどきどきで心配です。

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