化粧品に「しわ」への効能
私も45を迎え、ひげ剃りの時に鏡をよく見ると、「しわが増えてきたなぁ」と感じることがあります。
感じるだけで、手入れなんてすることはないのですが、女性から見たら「なんとまぁ」と言われるかもしれません。
平成22年8月30日(月)のネットニュースでそのしわのことについて記載があったので、アップします。
『化粧品に「しわ」への効能 厚労省、表示容認へ
2010年8月30日 提供:共同通信社
化粧品に、これまで認められていなかった「しわ」に関する効能の表示を認める方針を厚生労働省が固め、同省化粧品・医薬部外品部会に27日、示した。一般からの意見募集をした上で正式決定する。
化粧品の効能は「肌を若返らせる」といった過剰な表現ができないよう、2000年に厚生省(当時)が「毛髪にはり、こしを与える」「芳香を与える」など使用できる55の表現を決定。「肌を整える」「皮膚を保護する」などはあるが、しわに関しては科学的根拠に乏しいとして、表現はなかった。
この日まとまったのは「皮膚にうるおいを与え、乾燥によるしわを目立たなくする」「紫外線によるしみ、そばかす、しわを防ぐ」との二つの表現の追加。それぞれ化粧水、日焼け止めなどでの表示が想定されている。
業界団体や、既に表示を行っている米国からの要望を受け、保湿としわの関係を示す研究結果などを参考に検討した。』
こんな事を思ったらいけないのでしょうが、効能・効果があるから万人の人に効果が出てくるものではないと言うことを知らないといけません。
あれもこれもではなく、自分に合うものを探して行かないといけないのでしょうね。
何が大丈夫なんでしょうか?
一昨日のネットニュースで下記のような報道がなされました。
エコナは私も使ったことはあります。
『動物実験で発がん性物質 エコナ成分、厚労省報告
2010年8月27日 提供:共同通信社
健康への影響の恐れが指摘され販売中止となった花王の食用油「エコナ」について、厚生労働省は26日、エコナの含有成分「グリシドール脂肪酸エステル」がラットの体内で発がん性物質に変化するとした実験結果を食品安全委員会に報告した。
食安委は今後、人体に影響があるかどうかを審議、最終的な結論を出す。花王広報部は「途中経過であり食品安全委員会の審査に協力していきたい」と話している。
報告によると、グリシドール脂肪酸エステルを経口摂取したラットの血液中に発がん性物質「グリシドール」が検出されることを実験で確認。摂取の30分後に濃度が最高となった。
海外でも発がん性物質への変化が指摘されており、花王は昨年10月、エコナの特定保健用食品(特保)の許可取り下げを申請、受理された。同9月からすでに製造販売を中止している。』
製品は開発時に判らないことがあっても販売されるし、販売中に体に害な事が判り販売中止となる。
それは良いとして、ホームページ上でエコナを毎日1本長期摂取した場合と記載されても、今まで「健康になるために」と信じて使ってきた方達の心情はどうなんでしょうか?
これはエコナだけに限ったものではないと思います。
私たち一般市民が食に対して(それ以外もあるとは思いますが)、情報を常に受け取り判断していかないといけないのかもですね。
OTC
私たち薬剤師や登録販売員は一般医薬品のことを、OTC(オーティーシー)と呼んでいます。
OTCは英語の「オーバー・ザ・カウンター・ドラッグ(Over The Counter Drug)」の頭文字をとった略語です。
または、大衆薬とも呼ばれることがあります。
OTCとは、薬剤師や登録販売員等からの情報をもとに、一般の人が自らの判断で医薬品を購入し、自らの責任で使用する医薬品です。
パンク
移動にいつもは車やバイクを使っているのですが、日曜など何もない時は近所の買い物は自転車で行ったりします。
夏はあまり使いたくはないのですが、せっかくの休みだし、最近メタボが進んでいるので覚悟を決めて乗ろうと思ったのですが、何とも哀しいことにパンクしていました。
ここは田舎町「日曜日に自転車屋なんて開いてないだろうな」と思いつつ、電話をして。みました
そしたら開いていたので、この炎天下の中、自転車を押して、約1kmの道を歩きました。
自転車屋についた時には体から噴き出す汗で、シャツはベタベタでした。
自転車屋のおじさんは、いとも簡単に治してくれました。
おじさんの話では、イニシャルコストを抑えるため最近の自転車はタイヤやチューブが薄いそうです。
だから、ちゃんとメンテナンスをしないと普通に走っただけでもパンクするそうです。
勉強になりました。
そこまでして・・・
少し前のニュースですが、下記のような哀しい事件がありました。
『コピー処方せん薬局見抜けず、向精神薬不正入手…大阪
10/07/23
記事:読売新聞
提供:読売新聞
生活保護悪用、<薬の貧困ビジネス>
大阪市内の生活保護受給者の男性が今年1月、医師から受け取った処方せんをカラーコピーして薬局4か所に提出し、多量の向精神薬を不正入手していたことが、市の調査でわかった。市は麻薬及び向精神薬取締法違反(処方せん偽造)などの疑いがあるとみて、大阪府警と連携して不正の手口解明を目指す。
男性は精神疾患で医療機関を受診していたが、今年4月、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕され、市は保護を廃止している。
市が今年1月の男性の診療報酬明細書や調剤明細書などを点検したところ、薬局5か所に処方せんを提出していたことが判明。うち1か所は原本だったが、4か所がカラーコピーだった。男性は定められた量の5倍の向精神薬を同時期に入手していたことになる。
カラーコピーは医師の印影が鮮明で、薬局側も偽物と見抜けなかったという。市は1月以外の調査も進めているが、今のところ同様の不正は確認されていない。
受給者は自己負担なしで診療や薬剤の処方を受けられ、費用は生活保護の医療扶助として全額公費で支払われる。今年4月には、大阪市西成区の受給者から不正入手した向精神薬を違法転売したとされる事件が起きており、市は処方せんを偽造し、だまし取った向精神薬を売りさばく目的があったかどうかも調べる。
大阪市では、1月だけで受給者80人が向精神薬を過剰入手していたことが判明。医療機関や薬局への聞き取り調査では「受給者の家族が来院し、家族分も処方したことがある」「処方量が多くても、継続患者の場合はそのまま処方する」などの情報が寄せられており、生活保護を悪用した<薬の貧困ビジネス>について引き続き調査を進める。
全国最多の14万2000人の受給者がいる大阪市の2008年度の医療扶助は1129億円で、保護費全体の47%を占めている。』
処方箋に不備があれば、その不備等があればきちんと疑義照会後でなければ調剤できないのですが、処方変更なしの処方箋が偽物と思って受け取ることはありません。
もしかしたら、そこが盲点なのかも知れませんが、人の裏をかこうとする哀しい事件です。