ななしま薬局・そよかぜ薬局|長崎県長崎市・長与町

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熱中症

2010-07-21

梅雨明けを迎えた途端、何とも言えない熱波が押し寄せて、例年以上に熱中症が発生しているようです。
 熱中症とは、『あつさ』によって発生する障害の総称で、様々な体の不調が発生します。大きく分類すると熱失神、熱けいれん、熱疲労(熱ひはい)、熱射病などに分けられます。
単なる熱中症とバカにしていると死亡事故につながる事もあるので注意して下さい。
 平成22年7月20日のニュースでも都内で多くの方が熱中症になり病院に運ばれたそうです。
以前は
軍隊や炭鉱、製鉄所などの労働現場で問題になっていましたが、最近はスポーツによるものへ変化してきており、高齢者や子供に多くみられていたものが、その垣根も無くなってきています。
 熱中症は『暑い環境で起こるもの』ですが、スポーツや労働中でもその環境や体の状況において発生する可能性があります。ただ、この熱中症は夏場だけに起きるものではなく、過去のデーターから見れば11月の初冬でも死亡事故が発生しています。
 家庭で簡単に作ることが出来る経口補水液の作り方をアップしています。あまり美味しくありませんが、水分補給に試して下さい。

ヘルペス性口内炎

2010-07-09

私は疲れてきたり、寝不足になると、下唇の内側に水疱が出来てきます。
丁度歯が当たるところなので、噛んでつぶしてしまい口内炎が出来てきます。
私は”つかれているんだろう”と思っていたら、かかりつけの歯科医師の先生から「ヘルペス性口内炎だよ」と軽く言われてしました。
原因となるヘルペスウィルスは子供の時に感染して、体調が悪くなり免疫力が落ちると再燃します。
単純ヘルペスウイルスには1型と2型の、少なくとも2つのタイプがあり、単純ヘルペスウイルス2型にかかると、1型よりも重症になる傾向があるそうです。
大人になってから初めて単純ヘルペスに感染すると子供がかかる時よりも重症になり、歯肉などの口のさまざまな部分に痛みを伴う複数の潰瘍が急速に現れます。これは大人の免疫が確立したためと言われています。
治療は抗ウイルス剤の外用がファーストチョイスで、ひどい場合は抗ウイルス剤の内服を用います。
私は破れた水疱が潰瘍になりかけています。抗ウイルス薬の内服を開始しました。
先発品は高いので、ジェネリックで服用しています。

日常生活動作

2010-06-21

日常生活動作とは、食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴など日常の生活を送るのに最低限必要な基本的動作のことを示します。
日常生活動作はADL(Activities of Daily Living)とも呼ばれます。
直訳すれば,『日常生活のいろいろな動作』です。
それぞれの項目ついて自立・一部介助・全介助で評価し高齢者の生活自立度をしめします。
介護認定などに使われています。
私は薬剤師として在宅医療を行い、薬という媒体を使って患者さんのADLを向上させることを目的として仕事をしています。
よかれと思って行った行為が、患者さんのADLを下げてしまったと言うことも経験しました。
とても難しい分野です。

百日咳

2010-06-17

百日咳は、百日咳菌という細菌に飛沫感染か接触感染して起こる呼吸器感染症で、特有のけいれん性の咳発作(痙咳発作)が特徴です。百日咳の潜伏期は、通常7~10日です。
 小さい子供では、咳に続いて嘔吐や無呼吸発作が生じ、重症化することがあります。1歳以下の乳児、特に生後6 カ月以下では死に至る危険性が高くなります。
 成人では、咳は長く続きますが、小児に比べて症状は軽いようです。最近成人の百日咳が多くみられているので咳症状がなかなかとれなかったら医療機関を受診して下さい。
 
 症状は、3つのステップに分けられます。
カタル期(約2週間):感染から約1週間の潜伏期間後、風邪症状が続き、だんだん咳が強くなります。
痙咳期(約2~3週間):次第に咳がひどくなり、痙攣性の咳が出るようになります。息を吸う時に笛を吹くような音がすることもあります。嘔吐を催すこともあります。熱はあっても微熱程度です。
回復期(2~3週間):激しいは段々落ちついてきますが、時に激しい咳が出ることがあります。
完全に良くなるまで2~3ヶ月かかることがあります。

手足口病 Ⅱ

2010-06-10

手足口病は、ウイルス感染なので、他の人にうつる可能性はあります。症状が改善した後も鼻汁からは2週間程度、便からは約1ヶ月もウイルスを排出し続けるので正直隔離をしても意味がありません。
そのことから、発疹がひどいとか発熱があるとか以外では休ませる必要はないと思います。
ただ、鉄棒や雲底やプールなどは水疱が破れることで細菌感染を起こす可能性があるので、発疹が出ている間は中止するのが無難です。
手足口病を起こすウイルスは数種類あり、現在予防接種はありません。
何度もかかる可能性がありますが、同じ種類のウイルスによる感染は無いといわれています。
大人にも当然感染することはあります。大人は子供に比べて免疫ができあがっている分、症状は子供よりひどく出るようです。
周りで手足口病の感染者がいたら、周りの人も感染予防のため手洗い・うがいを実施しましょう。

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