過敏性腸症候群(IBS)
2010-09-12
何かをしている時に急にトイレへ行きたくなり、 トイレを探して回ったことはありませんでしょうか?
これは、過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん、Irritable Bowel Syndrome:通称 IBS)といって、大腸の異常な運動で起こるものです。
大腸ファーバーなどの検査を行ってもでは炎症や潰瘍などは認められず、「お腹が弱い」等と言われていることもあるのですが、臨床症状として下痢やガス過多による下腹部の張りなどの症状が起きます。
多くの方は下痢やガスが愁訴なのですが、逆に便秘や下腹部の貼りを訴える方もおられます。
症状の現れ方で4種類に分類されます。
現時点で決定的な治療法が見つかっている訳ではありませんが、2010年にアステラス製薬から過敏性腸症候群の治療薬イリボー錠が発売されました。
使用された患者さんの話を聞くと、結構症状は改善されているようです。
自分一人で悩まずに、医師によく相談することをお勧めします。
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