インペアード・パフォーマンス
2009-09-02
インペアード・パフォーマンスって聞き慣れない言葉ですね。インペアード・パフォーマンスって何でしょう?
抗ヒスタミン薬(痒み止め・鼻水止めなど)を飲むと、患者全体の20~30%は、眠気やだるさを自覚するといわれます。私も結構眠くなります。しかし、残りの人は眠気を感じないと言います。
でも、その残りの80~70%の方の一部では、精神機能や運動機能などに影響が現れているケースが多いのです。
知らず知らずのうちに集中力や、作業能力が低下した状態で、眠気とは違い本人が自覚しにくいものです。例えば自分はしっかりしているつもりなのに簡単な計算問題を間違えたり、英単語を覚えたりするときにいつもより効率が悪かったりする事があります。この機能低下を
「インペアード・パフォーマンス」と言います。
インペアード・パフォーマンスは薬が脳に移行して起こってしまいます。最近は脳に移行しにくい薬が開発されいます。
車を運転する方・受験勉強の方などこのインペアード・パフォーマンスを起こすと困る方は主治医によく相談してみてください。
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