ビタミンC
2001-07-01
人、サル、モルモットはビタミンCを自分で作り出せず食品から摂取しなければいけません。ビタミンCは体内で起きるほとんどの生化学反応に関わり、生体の防御機構に関与しています。
我々現代人の生活に脅威なのが活性酸素とストレスです。その両方に関与しているのがビタミンCです。
体には活性酸素を無害化するシステムが備わっていて、その一つがビタミンによる抗酸化作用です。βカロチンやビタミンEは脂溶性ビタミンで
ビタミンCは水溶性ビタミンで体内の水分に溶け込んで有害な活性酸素を無害化することが出来ます。
ストレスが加わると、体内で副腎皮質ホルモンが分泌されます。このホルモンは血糖値を上げ脳や筋肉の働きを活発にしてストレスに備えます。強いストレスが加わると通常の数倍もの分泌が行われます。ビタミンCはこの副腎皮質ホルモンの合成の過程で必要なものとなります。
その他、その働きは、コラーゲンの生成、鉄分の吸収、糖・アミノ酸の代謝、コレステロール・脂肪酸の代謝などです。
ビタミンCは充分に取っているつもりでも水溶性のため取りすぎたものは体外に排出されてしまいます。激しい運動や喫煙で活性酸素が発生したり、大きなストレスが加わったりするとビタミンCは大量に消費されるので、1日3食できっちりビタミンCを取るように心がけましょう。
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