ペットボトル症候群
2001-08-14
若い人が清涼飲料水を多量に飲むうちに、仮性糖尿病に陥ることがあります。
その多くが、大容量のペットボトルで清涼飲料水(お茶やミネラル水は除く)を飲んでいたことから、ペットボトル症候群と言われています。
のどが渇くから、ペットボトルのジュースを飲む、ジュースを多量に飲むためさらにのどが渇きまたジュースを飲むという悪循環が起きます。
清涼飲料水の糖質濃度は10%
炭酸飲料、果汁飲料、コーヒー飲料、スポーツドリンクなどの糖質濃度は約10%です。1.5Lのペットボトル1本で約150gの単純糖質を摂取することになります。
毎日2~3本飲むため、中高年の病気である糖尿病が若いうちに発症してしまいます。
最近は、糖分量の少ないジュースも販売されているようです。購入時にペットボトルに表示してある成分表を確認してみてください。
ペットボトルは缶に比べて、容量が多いためについつい飲み過ぎてしまいます。また、ペットボトルは再度フタができ、保管しやすく、持ち運びやすいので買ってしまいます。そこが大きな問題点です。
大人が1日の摂取糖分量は50グラムまでと言われてます。しかし、ペットボトル1本(500ml)ですでに50グラムあります。夏の暑い日とかに2本飲むともうそれで2日分です。
スポーツドリンクは吸収が早く、汗をかいた後は最適と考えられていますが、糖分摂取のことから見れば、他のジュース類と変わりはありません。
暑い夏、脱水予防のため水分補給が重要な点ですが、ペットボトルのジュースではなく、冷やした麦茶や緑茶などのお茶を水分補給の第一選択にしてはいかがですか。