ビタミンA
■ビタミンA |
ビタミンA(Vitamin A) とは、レチノール、レチナール 、レチノイン酸と、その誘導体の総称で、脂溶性ビタミンに分類されます。レチノールのみを指してビタミンAと呼ぶこともあります。ビタミンAは動物にのみに見られます。β-カロチンなどは体内においてビタミンAに変換されるものを総称してプロビタミンAと呼びます。 ビタミンAの働きとして胃腸や気管支などの粘膜を正常に保ち、皮膚の状態を整える、成長促進作用、がんの予防などがあります。 豊富に含まれる食材としてうなぎ・小魚、緑黄色野菜、たまご、牛乳、鳥や牛ウシのレバーなど があります。 ビタミンAの欠乏症として夜盲症があります。 良いもと言っても脂溶性ビタミンなので、大量に摂り続けると肝臓などに蓄積され、食欲不振・頭痛・吐き気といった欠乏時と似たような副作用がでます。 |
薬とつきあうために
薬ってなに?でも書きましたが、薬は使い方を間違えると効果以上に薬害の心配が出てきます。
ある治療ではその副作用を目的として使用する場合もありますが、多くの場合薬害は出現してもらっては困るものです。
では、どういう風に薬と付き合ったら薬害を出さずに薬と付き合うことが出来るのでしょうか?
○用法用量を守ってください。処方薬はその患者さんに合わせた量と服用回数が決められています。仕事が忙しくて早く治さないといけないからと言う理由で処方量の2倍服用して副作用が起きた事もあります。
○古い薬は飲まないで下さい。薬にも有効期限があります。きちんと管理された状態で約1〜2年(薬によって異なります)服用できますが、管理状態が悪かったり、散剤・水剤のように混ぜることによって有効期限はかなり短くなります。そんな古い薬を服用することで効果が出なかったり、副作用が出たりすることもあります。古くなった薬は近くの薬局に持って行って処分してもらって下さい。
○どんな薬であっても恋人、友人、家族、子供、いかなる人にでも自分の服用している薬を服用させないでください。処方薬はその患者さんにあわせて作られているものであって、その患者さんの家族や、友達に合わせて作っているわけではありません。体重も違えば薬物の代謝状態、薬の相性も違う場合があります。自分が飲んでみて調子の良かった薬を他の人にのませて発疹・呼吸困難の急性期のアレルギー反応が起きたらどうしますか?殺人犯になりますか?良かれと思ったことで逆に大変なことになることがあるので、決して自分の薬を人に分け与えないでください。また、この行為は薬事法違反にもなります。
それと、薬を子供の前で飲まないで下さい。小さい子供は何でも興味を示します。大人が飲んでいるオレンジや赤や青の薬がマーブルチョコレートに見えてしまいます。大人が服用する降圧剤、高脂血症治療剤、気管支拡張剤、抗ガン剤等を興味本位で服用してしまったらどうしますか。また、子供の手の届くところに薬を置かないで下さい。外用剤である気管支拡張剤の液を飲んでしまって心臓に負担をかけたり、消毒剤を飲んでしまったり、小さい子供はなんでも物を口の中に入れてしまいます。親のちょっとした気遣いで薬害が予防することが来ます。
薬ってなに?
ホームページを作り最初に書かないといけないことを忘れていました。
そもそも薬って何なの?何故薬があるの?薬って本当に良いものなの?
薬は病気を治したり、それ以上病気が進まないようにしたり、病気であるかないかを診断したりする場合に使用します。
すべての病気を治せるわけではないけれど、ある程度の症状を抑えたり、治癒させたりすることが出来るものです。
しかし多くの方はこの治療の良い効果(正作用)しか見ていません。
ちょっと強引かもしれませんが、薬→くすり→(逆から読むと)リスク→Risk(負担)と、薬には表の作用と背中合わせに裏の作用(副作用)があるということを忘れてはいけません。
薬はほとんどの方が飲めば効きます。当然ですよね、製薬会社の研究者が十数年もかけて研究して、臨床試験を行い、効果が認められたもだけが、薬として販売されるのですから。
主治医もその効果を期待して処方するわけだし、一般薬局の薬剤師もその効果を期待して医薬品を販売するんですから。
薬は自然のものではありません、そこら当たりに薬は転がっていませんよね。人間が手を加えてその物質だけを抽出したり製造したものです。そのよう薬の使い方を間違えたり、患者さんが自己的な使い方をしたらどうなると思いますか?体に対する負担(Risk)である副作用が牙をむいて襲いかかってきます。
副作用は薬物によって症状や出現頻度は違いますが、日本で販売されている医薬品に副作用のないものはないと思って間違いありません。
一般的に副作用がないと言われている漢方薬でさえ、使い方を間違えるとミオパチという筋肉痛を起こす可能性があります。
薬のおかげで健康になり平均寿命が延びたのも事実です。でも、その反対に副作用で苦しんだり命を落としたりされている方がいることを忘れないでください。
どんなに良いものでも使い方を間違えれば大変なことになります。
でも、薬は怖いからと言って主治医から処方された薬を服用しなければ、病気の進行を抑えることは出来ません。現在はインフォームドコンセントといって患者さんが納得した上で治療を行うということが義務づけられています。手術であれ薬物療法であれ少しでも疑問点があれば主治医に質問し、納得した上で治療を受けてください。
もし使い方など薬のことが解らなければ皆さんの自宅の近くにある薬局を訪ねて、そこにいる薬剤師に相談してください。そして薬を安全に使うため指導などを受けてください。
近くに薬局がなければ私宛にメールをいただければお答えいたします。
薬はかんだり、潰したりして飲んで良いの?
在宅患者さんの家族から「最近錠剤が上手く飲めないようなんですが、錠剤を砕いて飲ませたりして良いですか?」という質問がありました。
錠剤は見た感じ同じように見えますが、それぞれ特徴があります。
裸錠:薬の成分に添加物を加えて錠剤としたもの。
糖衣錠:薬の苦味や刺激を隠すために、主成分を砂糖で包んだものです。
口腔内崩壊錠:水無でも服用できる錠剤で、口の中に入ると5〜20秒ほどでラムネ菓子のように溶けて簡単に飲み込めます。他の薬同様に水で飲んでも効果は変わりません。
“水なしでどこでも飲める薬”として、今後ますます多くなるものと 思われます。
フィルムコーティング錠:薬の苦味や刺激隠すためや副作用を出にくくするために、主成分を薄い膜(フィルム)で覆ったものです。
フィルムコーティング錠の中には味を隠すだけではなく他の目的がある場合があります。
胃酸で分解されて効果をなくす薬や、胃の壁を傷 つけやすい薬は、胃内で溶けず腸内で溶ける性質のフィルムで覆います。(腸溶錠)
徐放性製剤(1日1回や2回の服用でゆっくり溶け出して効果が出るようにしている製剤)
裸錠・糖衣錠は仮に潰して服用しても味が苦かったりして服用しにくいだけですが、フィルムコーティング錠の中には腸溶錠や徐放性製剤のように潰すことで効果が無くなったり、薬が効きすぎて副作用が起きたりすることがあります。
基本的に錠剤を潰すことはしない方が良いと考えますが、錠剤が飲めない場合などは他の散剤に変えたり、他の方法を考えないといけない場合がありますので、気軽に主治医や薬剤師に声をかけてください。
同様にカプセルをバラしたり、カプセルや顆粒をかんだで服用することもやめてください。
タバコの誤嚥
■タバコの誤飲 | |
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