ペットボトル症候群
若い人が清涼飲料水を多量に飲むうちに、仮性糖尿病に陥ることがあります。
その多くが、大容量のペットボトルで清涼飲料水(お茶やミネラル水は除く)を飲んでいたことから、ペットボトル症候群と言われています。
のどが渇くから、ペットボトルのジュースを飲む、ジュースを多量に飲むためさらにのどが渇きまたジュースを飲むという悪循環が起きます。
清涼飲料水の糖質濃度は10%
炭酸飲料、果汁飲料、コーヒー飲料、スポーツドリンクなどの糖質濃度は約10%です。1.5Lのペットボトル1本で約150gの単純糖質を摂取することになります。
毎日2~3本飲むため、中高年の病気である糖尿病が若いうちに発症してしまいます。
最近は、糖分量の少ないジュースも販売されているようです。購入時にペットボトルに表示してある成分表を確認してみてください。
ペットボトルは缶に比べて、容量が多いためについつい飲み過ぎてしまいます。また、ペットボトルは再度フタができ、保管しやすく、持ち運びやすいので買ってしまいます。そこが大きな問題点です。
大人が1日の摂取糖分量は50グラムまでと言われてます。しかし、ペットボトル1本(500ml)ですでに50グラムあります。夏の暑い日とかに2本飲むともうそれで2日分です。
スポーツドリンクは吸収が早く、汗をかいた後は最適と考えられていますが、糖分摂取のことから見れば、他のジュース類と変わりはありません。
暑い夏、脱水予防のため水分補給が重要な点ですが、ペットボトルのジュースではなく、冷やした麦茶や緑茶などのお茶を水分補給の第一選択にしてはいかがですか。
食中毒に注意
ムシムシした日が続く暑い夏。この時期に活発な活動をしているのが、細菌やカビです。今年も、すでに食中毒集団発生のニュースも出ています。多くの場合、腹痛や嘔吐で治まる食中毒ですが、命にかかわることもありますので注意してください。
幼児や高齢者がいるご家庭はとくに注意が必要です。一方、カビは人体に有害な物質を発生します。最近では、癌の発生にも関わっているとの報告を耳にしたこともあります。
カビや細菌を防ぐポイントは温度・湿気・栄養などカビや細菌の繁殖条件が揃わないようにすることです。
しかし、湿度の高いこの時期にカビ・細菌の繁殖条件を取り除くことは限りなく不可能に近いと思います。そこで、食中毒予防として、食事の前には必ず手を洗う、作り置きをしない、生ものをできるだけ食べない、加熱調理をする、冷蔵庫を信用しないなどです。
食中毒が起きてからは遅いので、起きないように注意しましょう。
食物繊維を多く含む食品は?
上手に食物繊維を取るようにしましょう
食品名 | 繊維量 | 全量中 |
ごぼう | 3.4g | 50g |
ほうれん草 | 2.5g | 75g(1/4束) |
ブロッコリー | 3.1g | 100g(1/2束) |
こんにゃく | 2.2g | 100g(1/2枚) |
さつまいも | 1.9g | 125g(1/2個) |
えだまめ | 2.8g | 50g(20さや分) |
赤飯 | 2.4g | 150g(1杯) |
干ししいたけ | 2.7g | 8g(2枚) |
ひじき | 4.3g | 10g |
キウイ | 2.5g | 100g(1個) |
食物繊維とは何?
近年、食物繊維は、一般に「人の消化酵素で消化されにくい食物成分」と言われ健康維持・健康増進に欠かせない役割が明らかになりました。
○食物繊維の作用
腸の中で水分をかかえこみ保持します。また、水分を保持しながら、数倍~数十倍に膨らみます。
○食物センイのおもな働き
●便の量、排便回数を増やします。
●便の大腸通過時間を短縮します。
●腸内細菌の発育を促進します。
●胆汁酸の分解を抑制します。
●おなかの調子を整えます。
●腸内の有害な物質を吸着し、排泄します。
●少量の食物で満腹感をもたらします。
○食物繊維は一般的な効用は
● 整腸機能(便秘・便性の改善)
● 大腸ガンの予防
● 肥満を解消
● 血清脂質の改善
● 血糖値の改善
◆水溶性食物繊維
ヌルヌル、ネバネバしているのが特徴。海藻類、里芋やこんにゃく、野菜や果物などに多く含まれます。過剰なコレステロールなどの排泄を促進したり、腸内の状態を改善する作用があります。
◆不溶性食物センイ
成熟した野菜などに含まれる糸状に長い筋。ボソボソ・ザラザラしているのが特徴。排便を促進する作用、少量の食物で満腹感を得やすくする作用などがあります。
○食物繊維の1日あたりの目標摂取量が成人で20~25gと厚生省が発表しました。
しかし、欧米化した食生活の影響で、摂取量は年々減少し、今や約16g。日本人は4~9gもの食物繊維が不足しているのです。
抜歯後の注意
- 止血のために噛んでいるガーゼは、30分位しっかり噛んでいてください。出血が 続くようならば、家にあるガーゼもしくはティッシュペーパーに取り替えて、噛んでください。
- きず口は唾液で洗われて自然にきれいになります。抜歯した所に触ると出血したり、細菌感染をおこす恐れがあるので傷口を指や舌でさわらない様にして下さい。
- 出血が気なって何回もうがいをすると、出血したり、傷口の治りが悪くなるので、寝る前に1度する程度に止めときましょう。
- お酒は血液循環を良くするので、出血したり痛みが出たりすることがあるので、できるだけ飲まないでください。
- 食事は基本的に何を食べてもかまいません。ただし、かむときは逆側の歯でかんでください。
- 入浴は問題ありません。ただし、長湯をすると血液循環が良くなって、出血したり、痛みが出たりすることがあるので早めにあがりましょう。
- 痛いときは我慢をせずに痛み止めを飲んでください。痛み止めは食事に関係なく コップ1杯の多めの水で飲みましょう。痛み止めの服用の間隔は6時間以上あけてください。痛みが取れないからと言って薬を多く飲んでも効果より、副作用の出る確率が高くなります。
- 歯みがきは抜歯をした周囲は行わず、別の所はきれいに磨いてください。抜歯をしてできた穴に食べ物のかすがないことを確認して、軽くうがいをしてください。