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妊娠と薬

2008-04-29

部屋を整理していたら昔習ったノートが出てきました。
読み返してみたら妊娠と薬の所があったのでアップします。
妊娠時投薬の原則
①妊娠可能年齢にある女性には、妊婦にも安全な薬を常に使う
②最終月経開始日から28日以上経った女性は注意
③器官形成期に入らないと妊娠診断薬での判定は出来ないので、妊娠が判明してからは手遅れ
常に妊娠を考慮に入れた薬物療法計画が必要
妊娠時の薬物療法のポイント
①妊娠か否かを確認
②器官形成期の投薬は極力避ける
③危険性の低い良く使用されている薬物を選択し、新薬は投薬しない。
④必要量を短期間投薬
⑤投薬量は最小限にこだわらない
⑥できるだけ単剤投与
妊娠期間中での薬物の影響
①受精前から妊娠3週末までに投薬された薬物の影響(無影響期)
 胎児に対する影響はなし、ただし残留性のある薬物は注意
②妊娠4~7週末までに投薬された投薬された薬物の影響(絶対過敏期)
 胎児に対する催奇形性の影響がもっとも敏感
 薬剤投与はすべてにおいて慎重に
  特にホルモン剤、ワーファリン、向精神薬、脂溶性ビタミン
③妊娠8~15週末までに投薬された薬物の影響(相対過敏期・比較過敏期)
 重要な器官形成終了
 性器の分化など進行中で影響あり
④妊娠16~分娩までに投薬された薬物の影響(潜在過敏期)
 奇形のような形態的異常は形成されない。問題は機能的発育に及ぼす影響
読み返してみるとちょっと難しい内容でしたが、薬は人の手が作り出したものであり、妊娠女性や胎児に対する影響は大きいものがあります。
この薬物の影響から母胎と子供を守るため、妊娠の可能性や妊娠を希望されている女性は、その旨を医師、歯科医師、薬剤師に報告してください。

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