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少年から少年へ、初の心移植

2011-04-14

 2011年4月12日に脳死判定を受けた少年から、10代後半の少年に初めて心臓移植が行われました。
『少年から少年、初の心移植 家族「大変ありがたい」 震災の東北大では肺 厚労省、優先的に検証へ
2011年4月14日 提供:共同通信社
 関東甲信越地方の病院で改正臓器移植法に基づき、15歳未満で初めて法的に脳死と判定された少年から提供された心臓が13日、大阪大病院で拘束型心筋症の10代後半の少年に移植された。日本臓器移植ネットワークによると、少年から少年への心臓移植は国内初。
 大阪大によると、移植を受けた少年の容体は安定。両親は臓器提供について「大変ありがたい」と話したという。
 今回は「18歳未満から提供された心臓の移植を受ける患者は、待機患者として登録された時点で18歳未満だった人を優先する」との新基準が初めて適用された。
 一方、今回は虐待の有無の確認など新たな手続きを含む少年の提供例のため、救命治療や判定の手続きなどが妥当だったかを検証する専門家の会議で優先的に取り上げる方向で厚生労働省は検討を始めた。早ければ年内にも議題になる見通し。
 提供者の少年からは13日、ほかの臓器も摘出。4病院で移植手術が行われた。
 両肺は、東北大病院で肺動脈性肺高血圧症の50代の女性に移植。チャーター機を使い、東日本大震災で津波被害を受け13日に民間航空機の運航が再開した仙台空港を経由して運ばれた。
 膵臓(すいぞう)と一方の腎臓は藤田保健衛生大病院(愛知県)で糖尿病性腎症の30代の女性に移植。女性は2007年に脳死者から提供された膵臓の移植を受けたが、拒絶反応で機能しなくなり再移植となった。
 肝臓は北海道大病院で先天性代謝性肝疾患の20代の男性、もう一方の腎臓は東京女子医大病院で慢性糸球体腎炎の60代の男性に移植。
 提供者の少年は10歳以上15歳未満。交通事故で重い頭部外傷を負い、12日に脳死と判定された。』
交通事故に遭われ大事なご子息を亡くされたご両親に哀悼の意を捧げます。
この改訂臓器移植法初めての移植。
考えさせられる問題も多いとは思うが、彼の提供してくれた臓器で助かった命があるのも事実である。

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