ななしま薬局・そよかぜ薬局|長崎県長崎市・長与町

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薬剤師と在宅医療

2008-02-24

日本薬学会のホームページに昭和薬科大学 串田一樹先生が「在宅医療の進展と薬剤師」という項目で掲載されていました。いろんな意味で考えさせられる内容でしたので皆様に読んでいただきたくて掲載させていただきます。
 「高齢社会の到来によって医療提供のあり方も変化し、その中でも医療の機能分化が進み、従来は入院せざるを得なかった医療依存度の高い患者さんが居宅で療養できるようになってきた。最近では、在宅医療の進歩に寄与するような新薬の開発も行われており、一例を挙げると、2002年に我が国で承認された麻薬性鎮痛剤フェンタニルの貼付剤は皮膚から吸収されて持続的に全身に作用するものであり、経口モルヒネ剤の服用が困難ながん患者でも注射によらない疼痛コントロールが可能となったことから、在宅医療の可能性が大きく広がっている。在宅医療の進展に伴い、薬剤師が居宅を訪問して薬剤の管理や指導を行うことも重要な業務となり、薬物療法全般について臨床判断が求められるとともに、患者、家族や他の医療職とのコミュニケーションも不可欠になっている。薬剤師は在宅医療を担うという観点からも、これまでよりさらに高い資質が求められる新たな時代を迎えた。」
 今年の4月に医療法改正が行われ薬局の診療報酬も在宅医療を行う方向で傾いてきているのも事実のようです。いままで、温室の中で育ってきた薬剤師がどうのような形で在宅に関与していくのかすごく不安に感じます。私も在宅を始めて11年目に入りましたが、もう一度いろんな面で在宅医療の見直しを
行ってみようと思います。

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