副腎皮質入りの塗り薬ってこわいの?
アトピーや虫さされなどで使用する副腎皮質入りの塗り薬には副作用がいろいろとあります。免疫力を押さえるため、カビをはやしてしまったり、皮膚がカパカパになって、黒くなってしまったり、り、長期間使っていると全身的な副作用も起こることもあります。しかし、最近の本や雑誌による記載などでは、あまりにも副作用のみが強調されすぎているような気がします。副作用が無い薬はありませんが、きちんと管理して使用すれば決して怖いものではありません。主治医や薬剤師の指示にしたがって、上手に使って行くのがお母さんの役目ではないかと思います。
不安になられたら遠慮無く相談してください。
坐薬の使用間隔
熱冷ましはいつ使えばいいの? |
発熱は、人間の生体防御反応です。熱を上げることによって、体の中に入ったウイルスの増殖を押さえ、抗体を作ろうとする働きがあります。熱さましはその働きを押さえてしまいます。また、増殖したウイルスで発熱日数が長くなることもあります。一般的には38.5℃以上の時に使用するのですが、熱があっても元気にしているようならば、坐薬を使用せずに様子を見ても良いと思います。 熱さましは、病気を治す薬ではなく、一時的に熱を下げるだけの薬ですので、薬の効果がなくなれば、熱はまた上がってきます。熱さましの量や種類によって若干の違いはありますが、最低でも6〜8時間の間隔をあけ、1日2〜3回に使用にとどめておきましょう。 熱さましを使うと汗をかくので、乾いたタオルで汗を拭き、新しい下着・パジャマに着替えさせてあげましょう。 熱が上がることにより、汗をかきます。そのため体の中の水分が少なくなり、また、熱が上がります。一度にたくさんに水分をとることが不可能でも、コップ一杯に水を時間をかけて摂取させるなど、水分補給に努めて下さい。 けいれんやほかの病気の既往歴のある患者さんのご家族の方は、主治医に熱冷ましの使用間隔について、相談して下さい。 |
目薬とコンタクトレンズについて
花粉症の季節、アレルギーの薬は手放せない季節です。
飲み薬だけでコントロールできると良いのですが、ひどい場合は外用剤も併用する場合があります。
そこで注意してもらいたいのは、目薬を使っている方です。裸眼やめがねの方は問題ないのですが、コンタクトレンズを装着している患者さんです。
ハードレンズは、薬品のレンズへの吸着はほとんどなく丈夫なので、目薬の種類によっては、レンズをつけたままでも使えます。
ソフトレンズは、親水性の材質でできています。このレンズは水を含んでいるため、薬物だけでなく、防腐剤や色素など多くの物質を吸着します。そのため、使える目薬はかなり限られます。ソフトレンズを着けたままで人口涙液以外の薬物の入った目薬を使用したりすると、レンズが薬物などを吸着し、角膜や結膜が薬物に障害を受けたり、レンズが変性して、レンズの寿命が短くなることがあります。
花粉症以外の方でも使用する機会が多い目薬、安全に使うためにコンタクト装着時は出来るだけ使用しないように注意しましょう。
救急箱
救急箱にそろえておきたいもの | ||||||||||||||||||||||||||
スポーツ中にけがや障害が起きた場合、その場でどれだけは役所血が出来るかが重要です。 救急箱の中身は生活する環境や家族構成によって若干の変更はありますが、一般的なことを書きたいと思います。 最低限ほしいもの
あれば便利なもの
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救急箱の重要なこと |
救急箱は本当に救急なときにしか使用しないため、薬品の期限切れが多く目立ちます。 また、外用剤は期限内であっても、開封後約2〜3ヶ月いないに使用しないと効果が落ちてくることがあります。 重要な救急箱でも中の薬品を使うことが出来なければ、何の意味もありません。 定期的に救急箱の中身をチェックして交換することをおすすめします。 |
薬の保管のしかた、保管場所
薬は、どこに保管していますか。救急箱、冷蔵庫、タンスの引き出しの中?それとも飲み忘れないように目につくところでしょうか。
小さな子どもが、置いてある薬を誤って飲んで起きる中毒事故が発生しています。
とくに、子どもやお年寄りの場合、薬の量は成人より少なく処方されています。それをまちがって飲んだのでは、病気を治す薬が堅田に負担をかけることにもなりかねません。
薬は、湿気、熱、光によって影響をとても受けやすいのです。特に小児のドライシロップは吸湿が高くなっています。ふたのきちんと閉まる容器に入れて、直射日光が当たらない涼しい所に置いてください。とくに、この時期は湿気が多くそのまま保管すると1週間も持たずにベットリなることもあります。
ただ、涼しい場所といえば、まっ先に思いつくところが冷蔵庫ですね。しかし冷所保存品以外は、むやみに冷蔵庫に入れないで下さい。冷蔵庫は湿度を一定に保ってあり
逆に吸湿が早まることがあります。
このように、置く場所に注意をするのはもちろんですが、袋を入れ替えて保存したりすると、誰の何時の薬かがわからなくなり、かなり危険なことですので注意して下さい。