ななしま薬局・そよかぜ薬局|長崎県長崎市・長与町

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副腎皮質入りの塗り薬ってこわいの?

2006-10-20

 アトピーや虫さされなどで使用する副腎皮質入りの塗り薬には副作用がいろいろとあります。免疫力を押さえるため、カビをはやしてしまったり、皮膚がカパカパになって、黒くなってしまったり、り、長期間使っていると全身的な副作用も起こることもあります。しかし、最近の本や雑誌による記載などでは、あまりにも副作用のみが強調されすぎているような気がします。副作用が無い薬はありませんが、きちんと管理して使用すれば決して怖いものではありません。主治医や薬剤師の指示にしたがって、上手に使って行くのがお母さんの役目ではないかと思います。
 不安になられたら遠慮無く相談してください。

坐薬の使用間隔

2006-10-20
熱冷ましはいつ使えばいいの?
 発熱は、人間の生体防御反応です。熱を上げることによって、体の中に入ったウイルスの増殖を押さえ、抗体を作ろうとする働きがあります。熱さましはその働きを押さえてしまいます。また、増殖したウイルスで発熱日数が長くなることもあります。一般的には38.5℃以上の時に使用するのですが、熱があっても元気にしているようならば、坐薬を使用せずに様子を見ても良いと思います。

 熱さましは、病気を治す薬ではなく、一時的に熱を下げるだけの薬ですので、薬の効果がなくなれば、熱はまた上がってきます。熱さましの量や種類によって若干の違いはありますが、最低でも6〜8時間の間隔をあけ、1日2〜3回に使用にとどめておきましょう。

 熱さましを使うと汗をかくので、乾いたタオルで汗を拭き、新しい下着・パジャマに着替えさせてあげましょう。

 熱が上がることにより、汗をかきます。そのため体の中の水分が少なくなり、また、熱が上がります。一度にたくさんに水分をとることが不可能でも、コップ一杯に水を時間をかけて摂取させるなど、水分補給に努めて下さい。

 けいれんやほかの病気の既往歴のある患者さんのご家族の方は、主治医に熱冷ましの使用間隔について、相談して下さい。

お屠蘇

2004-12-29
■お屠蘇とは
 お正月にかかせない屠蘇は、中国三国時代の医師・華蛇が創作したと言われ、松の内の祝儀用の薬酒。もとは中国の風習でした。邪気を屠い、心身をめざめさせ、魂を蘇らせるという意味です。



これを酒に浸して元旦に飲むという中国古来の風習が伝わり、平安時代に宮中にて用いられたのが後世に至って民間までにおよび、正月の祝い酒になりました。



大晦日の夜、コップー、二杯の酒に、適量のみりんと屠蘇をー包み浸しておいたものを、元旦の朝、少量だけいただきます。

最近では日本酒の代わりに白ワインで作る方もおられるようです。

ビタミンの副作用

2004-06-15
■脂溶性ビタミンの副作用
 ビタミンを過剰に摂取するとビタミン過剰症が発生します。

 脂溶性ビタミンは、肝臓や体内の脂肪に吸収・蓄積されるので中毒症状が出やすいとされています。

 ビタミンAの過剰症には皮膚の荒れ、骨の痛み、食欲喪失、出血、肝肥大、吐き気、頭痛などがあります。あと、妊娠中の女性が大量摂取による奇形も報告されています。動物実験で奇形を作る際、ビタミンAを大量に摂取させることもあります。

極端な急性過剰摂取では、2週間で死亡した例もあります。慢性的な過剰では、微熱や体重低下、糖尿病など、様々な症状が現れます。

 ビタミンDの過剰症は、ほとんどが高カルシウム血症と同じ症状です。腸管からのカルシウム吸収高進により高カルシウム血症が起こり、血清リンが上昇し、腎臓、心筋、動脈、副甲状せん、肺などに多量のカルシウムが沈着します。重症になると、尿毒症などを合併し死亡することもあります。

 ビタミンKの過剰症は新生児の溶血性貧血があります。


■水溶性ビタミンの副作用
水溶性ビタミンは、過剰に摂取しても尿中に排せつされるので中毒症状は出にくいのですが、大量摂取により下痢をしたりすることがあります。

目薬とコンタクトレンズについて

2004-03-20

 花粉症の季節、アレルギーの薬は手放せない季節です。
 飲み薬だけでコントロールできると良いのですが、ひどい場合は外用剤も併用する場合があります。
 そこで注意してもらいたいのは、目薬を使っている方です。裸眼やめがねの方は問題ないのですが、コンタクトレンズを装着している患者さんです。
 ハードレンズは、薬品のレンズへの吸着はほとんどなく丈夫なので、目薬の種類によっては、レンズをつけたままでも使えます。
 ソフトレンズは、親水性の材質でできています。このレンズは水を含んでいるため、薬物だけでなく、防腐剤や色素など多くの物質を吸着します。そのため、使える目薬はかなり限られます。ソフトレンズを着けたままで人口涙液以外の薬物の入った目薬を使用したりすると、レンズが薬物などを吸着し、角膜や結膜が薬物に障害を受けたり、レンズが変性して、レンズの寿命が短くなることがあります。
 花粉症以外の方でも使用する機会が多い目薬、安全に使うためにコンタクト装着時は出来るだけ使用しないように注意しましょう。

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