タムシチンキ
委員会終了後、仲間で食事に行きました。野郎5人で、そのうち40歳以上が4人も居ればいろんな話題が出てきます。
昔のことやちょっとやばいことなどetc・・・。
その話の中で学生の頃、「体育会系はいんきんになったよね」と誰かが言い出しました。
私も運動部だったので経験があり、その当時皮膚科に行くなどの知恵がなかったこと、近くの薬局で「タムシチンキ」を買って使ったことなどを話しました。
さすが薬剤師の集まりです。最後は薬の話で終わらせるところが・・・。
そこでタムシチンキについて調べてみました。
小林製薬株式会社 タムシチンキ 30ml
成分・分量100ml中
ミコナゾール硝酸塩・・・・・・・・・・・・1g
サリチル酸・・・・・・・・・・・・・・・・4g
イソプロピルメチルフェノール・・・・・・・0.3g
クロルフェニラミンマレイン酸塩・・・・・・0.2g
リドカイン・・・・・・・・・・・・・・・・2g
dl-カンフル・・・・・・・・・・・・・・1.5g
エタノールを含有する1g
色々調べてみたのですが、30年前と処方内容が同じかどうか分かりません。
主成分のミコナゾール硝酸塩が当時あったのかどうかも解りませんが、この内容から見たら、良く効きそうです。
抗真菌剤まで配合されて、この値段は安いのかもしれません。
エタノールを含むため、掻きむしった後に塗布したら飛び上がるくらいしみると思います。
当時は父親に団扇で扇ぎながら塗りなさいと教えられた記憶があります。
アルコールの濃度
最近いろんな事で飲む機会が多くなりました。私も45歳一歩手前で感じることは最近弱くなってきたなぁと言うことです。以前は午前様をしても朝から在宅をちゃんと回れていたのですが、最近は12時を過ぎてしますと、次の日まで体がきつくて・・・。
血中濃度(%) | 酒量 | 酔いの状態 | |
爽快期 | 0.02~0.04 |
ビール中びん(~1本) 日本酒(~1合) |
さわやかな気分になる 皮膚が赤くなる 陽気になる 判断力が少しにぶる |
ほろ酔い期 | 0.05~0.10 |
ビール中びん(1~2本) 日本酒(1~2合) |
ほろ酔い気分になる 手の動きが活発になる 抑制がとれる 体温が上がる 脈が速くなる |
酩酊初期 | 0.11~0.15 |
ビール中びん(3本) 日本酒(3合) |
気が大きくなる 大声でがなりたてる 怒りっぽくなる 立てばふらつく |
酩酊期 | 0.16~0.30 |
ビール中びん(4~6本) 日本酒(4~6合) |
千鳥足になる 何度も同じことをしゃべる 呼吸が速くなる 吐き気・おう吐がおこる |
泥酔期 | 0.31~0.40 |
ビール中びん(7~10本) 日本酒(7合~1升) |
まともに立てない 意識がはっきりしない 言語がめちゃめちゃになる |
アルコール健康医学協会ホームページより
アルコールの血中濃度とその濃度における諸症状をアルコール健康医学協会ホームページより掲載させていただきました。 実際アルコールを飲みながら血中濃度を測ることはありませんが、これだけ飲むとこんな症状が起きてくるという目安にはなると思います。
ラー油でごはん
最近ちまたで人気がある「桃ラー」。なかなかお店で見ることは出来ません。
1本400円がオークションではその3倍以上の値段が付いているそうです。
これだけ有名になれば、一度は食べてみたいと思ってはいるのですが、なかなか手に入れることが出来ません。
そんな中、今日のネットニュースで『「習慣化」にご用心』と言うニュースがアップされていました。
『食文化史研究家の永山久夫さんによれば、唐辛子とごまを主成分とするラー油は、本来、健康にいい調味料。唐辛子には余分な脂肪分を燃焼させるカプサイシン、ゴマには抗酸化成分やビタミンEなどが含まれているからだ。しかし、
「毎日大量に食べ続け、それが習慣化すると問題です」
元々は、1滴、2滴と「滴」単位で食べるはずのラー油を、「スプーン」単位で食べるわけですからね。
「刺激が強いラー油を毎日、大量に食べ続ければ、一年もしないうちに味覚がマヒします。しかも、長く続ければメタボになり、動脈硬化を引き起こすことも十分に考えられます」』AERA 4月26日(月) 13時 1分配信 を参照
どんなに美味しいものでも、『過ぎ』はいけないのでしょうね。
でも、一度やってみたいと、私の中の余分三兄弟が叫んでいます。
処方せん医薬品
患者さんから、病院に行くのが面倒だし、内容は変わらないから薬を売ってくれと言われたことがあります。
調剤で用いる医薬品のほとんどは処方せん医薬品というものに分類されています。
それでは、処方せん医薬品(しょほうせんいやくひん)とは何なのでしょうか?
処方せん医薬品とは、薬事法第49条(下記に掲示)の規定により、医師等からの処方箋交付を受けた者以外に対しては正当な理由なく販売または授与してはならないとして厚生労働大臣が指定した医薬品です。
これらの理由により、薬局単独で一般の処方せんを持たない患者様に薬を販売することができません。
薬事法(抜粋)
処方せん医薬品の販売)
第49条 薬局開設者又は医薬品の販売業者は、医師、歯科医師又は獣医師から処方せんの交付を受けた者以外の者に対して、正当な理由なく、厚生労働大臣の指定する医薬品を販売し、又は授与してはならない。ただし、薬剤師、薬局開設者、医薬品の製造販売業者、製造業者若しくは販売業者、医師、歯科医師若しくは獣医師又は病院、診療所若しくは飼育動物診療施設の開設者に販売し、又は授与するときは、この限りでない。
2 薬局開設者又は医薬品の販売業者は、その薬局又は店舗に帳簿を備え、医師、歯科医師又は獣医師から処方せんの交付を受けた者に対して前項に規定する医薬品を販売し、又は授与したときは、厚生労働省令の定めるところにより、その医薬品の販売又は授与に関する事項を記載しなければならない。
3 薬局開設者又は医薬品の販売業者は、前項の帳簿を、最終の記載の日から2年間、保存しなければならない。
該当する医薬品は、平成17年厚生労働省告示第24号による。
ダイエットで人気、「αリポ酸」で低血糖症に
平成22年4月16日のネットのニュースで飛び込んできました。
私も飲んだことがある、ダイエットや老化防止に効果があるとして販売されているαリポ酸で、震えや動悸を引き起こす「自発性低血糖症」を招くケースが相次いでいるそうです。
自発性低血糖症は、血糖降下剤を使用していない状態で口渇、冷や汗などの低血糖症状を訴えるものです。
発表した内潟教授は「サプリメントは健康増進をうたっているが、使い方によって薬と同じような副作用が起こる恐れがある。異常が起きたらすぐ服用をやめ、受診の際はどんなサプリメントを服用しているかも医師に必ず伝えてほしい」と話しています。
どんなに良いサプリメントでも、服用する方の体質などでは副作用がおきる可能性があると言うことを充分に理解する必要があります。
健康補助食品(サプリメント)を服用する場合は内潟教授が言われるように、主治医・薬剤師に相談してください。