ななしま薬局・そよかぜ薬局|長崎県長崎市・長与町

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リンゴ病(伝染性紅斑)

2010-08-02

初夏から秋にかけて流行する病気で、ほっぺが「りんご」のように赤くなるので、りんご病と呼ばれているウイルス疾患です。
ヒトパルボウイルスB19の初感染によるもので、潜伏期は約1週間で、その後に軽い発熱を催すことがあります。
この発熱時がいちばん感染力をもつ時期で、他者にうつります。
顔に紅斑が出る時期には、ウイルスは力を失い、感染力はありません。
特効薬はなく、発赤部にかゆみ止めを使うことがあります。
そのままで、約1週間で赤みがひいていきます。
入浴時に、暖まりすぎるとかゆ気が強くなるので注意して下さい。
妊娠中の方がかかると、胎児の赤血球が壊され、流産の原因になることも知られています。
流行している時、妊婦さんは注意が必要です。

不要医薬品の廃棄

2010-08-01

薬の捨て方について質問がありました。
期限が切れた薬の処分については、基本的に処方を受けたご本人または保護者が行って下さい。
安易に捨てて、子供さんが間違って飲まないように注意が必要です。
◎錠剤・カプセル
薬の捨て方は、容器と薬を分けて捨ててください。
薬の成分は可燃ゴミ、ヒートシールは可燃または不燃ごみになります (自治体で定められる方法に従ってください)
◎軟膏剤
不要な紙やちり紙などによく中身を絞り出して、可燃ごみとして捨てます。容器は、材質(金属、プラスチックなど)によって分別して捨ててください。
◎液体の薬について
液をトイレに流したり、ティッシュなどの紙に吸収させたりして可燃ゴミに捨ててます。
容器は、材質(金属、プラスチックなど)によって分別して捨ててください。
◎貼り薬について(シップ、ハップ剤など)
シップは、可燃ごみとして捨ててください。
シップについているビニールや、シップが入っている袋には、プラスチックかどうか印字されていると思いますので、それに従ってください。
詳しくは、かかりつけの薬局の薬剤師の先生に問い合わせてみてください。
本当は捨てるくらいに薬が余らないのが良いのですが・・・・

ヘルパンギーナ

2010-08-01

 ヘルパンギーナは、夏風邪の一種で乳幼児の間で流行しやく、38~40度の高熱が2~3日続きます。特徴は扁桃腺の上の方に小さな水疱が数個~十数個できることです。
水疱の周りが赤く腫れ、2~3日で水疱は2~3mmの大きさになります。それがつぶれると潰瘍になり、痛みも増し、飲んだり、食べたりができなくなることもあります。
水分が十分にとれないと、脱水症になることもあります。
なかには唾液を飲み込む事も出来なくなり、よだれが多くなります。
熱は2~3日で下がり、潰瘍も1週間ほどで治ります。
原因となるウイルスは、エンテロウイルスです。
感染者からくしゃみや咳で飛び散った唾液や、便に含まれるウイルスで感染します。
感染者が使ったタオルやコップ、発病した赤ちゃんのオムツの世話をした後の手を介した感染するので、周りの人も手洗い・うがいに努めましょう。
ヘルパンギーナはそれ自体は心配する病気ではありませんが、前述もしたように、喉の痛みのためものを食べたがりません。高熱と夏の猛暑のため脱水症状を呈する場合も少なくないので、水分摂取に心がけて下さい。

薬の投薬日数

2010-07-21

処方箋での投薬日数についての質問が来ました。
院外処方を貰っているけれど、いつも一週間分しか貰えず困っているとのことでした。
 調剤における投与日数は、平成14年度の診療報酬改定から、一部の薬を除いて処方日数に上限がなくなりました。
そのため、症状が安定している患者は医師の判断で原則的には何日でも薬を処方することが可能です。
ななしま薬局でも、最高90日投薬を調剤したことがあります。
しかし、全ての薬剤が長期投与できるわけではなく、以下のような薬剤は法律により上限があります。
①発売されてから1年以内の薬剤(すべて14日まで)
②医療用麻薬・向精神薬・睡眠導入薬・鎮痛薬などの薬剤
(薬剤の種類によって14日・30日・90日が上限とされています)
長期投薬のメリット
①通院する回数が減り、通院の煩わしさを減らすことが出来る。
②1回の負担金は上がるが、年間を通しての医療費を抑えることが出来る。
③病院側は患者一人の受診回数が減るので、多くの患者を診ることが出来る
長期処方のデメリット
①病状の変化や副作用の発見が遅くなる
②薬の管理が難しくなる(余ったり・足りなくなる)
③病気のコントロールはできているのかわからなくなる
④途中で症状が変わっても、一度支払った医療費を返却することは出来ない
長期投与は患者さんと主治医が良く話し合って決めてください。
医師が長期投与を行っても、不安ならば調剤薬局で分割調剤(長期投薬分を小分けで調剤して貰うこと)をして貰うことも可能ですので、かかりつけ薬剤師によく相談して下さい。」

熱中症

2010-07-21

梅雨明けを迎えた途端、何とも言えない熱波が押し寄せて、例年以上に熱中症が発生しているようです。
 熱中症とは、『あつさ』によって発生する障害の総称で、様々な体の不調が発生します。大きく分類すると熱失神、熱けいれん、熱疲労(熱ひはい)、熱射病などに分けられます。
単なる熱中症とバカにしていると死亡事故につながる事もあるので注意して下さい。
 平成22年7月20日のニュースでも都内で多くの方が熱中症になり病院に運ばれたそうです。
以前は
軍隊や炭鉱、製鉄所などの労働現場で問題になっていましたが、最近はスポーツによるものへ変化してきており、高齢者や子供に多くみられていたものが、その垣根も無くなってきています。
 熱中症は『暑い環境で起こるもの』ですが、スポーツや労働中でもその環境や体の状況において発生する可能性があります。ただ、この熱中症は夏場だけに起きるものではなく、過去のデーターから見れば11月の初冬でも死亡事故が発生しています。
 家庭で簡単に作ることが出来る経口補水液の作り方をアップしています。あまり美味しくありませんが、水分補給に試して下さい。

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